こんにちは、すけ氏です。

友達や子供にドローン体験させてみたいな。でもいきなり操縦させるも怖いよなぁ…。

今回の記事は、そんなお悩みに2オペレーション(略して2オペ)でドローンを飛ばす方法もありますよ!という提案です。
ドローンの2オペ飛行とは?
通常、ドローンは機体操縦と撮影操作を1人で行いますが、中には操縦と撮影を分けて2人体制で飛ばすことができる機体もあります。このように2人で1つのドローンをコントロールすることを2オペレーションといいます。
2オペというと本来はプロが何十万円もする業務用機体でやるものですが、実はトイドローンの人気機種、DJIプロデュースのTELLOでも似たようなことが簡単にできる方法があります。

TELLOは機体重量200g以下(80g)と軽量なので、航空法の規制も対象外。気軽にチャレンジできます。
TELLOを2オペで飛ばすには何が必要?
「TELLO」本体と「TELLOアプリをインストールしたスマホ(対応機種)」に加えて、専用コントローラー「GameSir T1d(別売)」が必要となります。
もしこれからTELLOを買うなら単体購入でも良いですが、予備のバッテリーなどが予めセットになったブーストコンボ(Amazon/楽天市場)がオススメです。また、初めて買うに当たっては注意点もあるので、以前書いた下記の記事も参考にどうぞ。

どうやって2オペするの?
TELLOは通常スマホアプリからタッチ操作で飛ばすか、専用コントローラー「GameSir T1d」を使うときはこんな風↓にコントローラーのホルダーにスマホをセットしますが…。
ホルダーを使わずにスマホとコントローラーをそれぞれ別の人が持って操作することも可能。すなわち2オペです。スマホ ⇔ コントローラー間を有線でなくBluetoothによる無線で接続しているので、こんな芸当が出来るんですね。
2オペ時の役割分担
専用コントローラー「GameSir T1d」を使う時は、アプリ画面から丸い操作カーソルが消えてコントローラー側から機体操作を行う設定に切り替わります。
この時、コントローラー側とスマホ側にはそれぞれ下記のように役割が割り振られています。
○⇒上昇、下降、旋回、前進、後退、左右移動etc.機体操作全般
○⇒マニュアル操作による離陸、着陸
○⇒マニュアル操作によるモータースタート&停止
○⇒動画⇔静止画(写真)のモード切替えと、それぞれの撮影操作
コントローラー側ではできないこと
×⇒ドローンからの転送映像を見る
×⇒自動離陸、自動着陸機能の発動
×⇒フライトモードの発動/停止
○⇒ドローンからの転送映像を見る
○⇒自動離陸、自動着陸機能の発動
○⇒フライトモードの発動/停止
○⇒動画⇔静止画(写真)のモード切替えと、それぞれの撮影操作
スマホ側ではできないこと
×⇒上昇、下降、旋回、前進、後退、左右移動etc.機体操作全般
×⇒マニュアル操作による離陸、着陸
×⇒マニュアル操作によるモータースタート&停止

こんな感じだから、機体操作に係るコントローラー側をドローンに慣れた人が持てば、比較的安全に遊べるぞ。
スマホ側でできることは主に写真&動画撮影ですが、アプリ画面にドローンからリアルタイムで映像が転送されて来るので、最初はそれを見るだけでも楽しい感じです。

スマホ画面側をVRモードにすれば、スマホをはめて使うタイプのVRゴーグルを使って簡易VR体験も出来ます。
TELLOの6つのフライトモードとは?
フライトモードを使えばアクロバット飛行やオート撮影など、予め定められた動作をドローンが自動でやってくれます。TELLOアプリから操作できるので、スマホ側の人が慣れてきたらチャレンジしてみましょう。

TELLOには以下のThrow&Go、8D Flips、UP&Away、360、Circle、Bounceの6つのフライトモードがあります。

Throw&Go
Throw&Go 機体をトスすると、その場でホバリング。

8D Flips
8D Flips 画面上で8方向にスワイプすると、その方向へ宙返り。

UP&Away
UP&Away 後方に上昇しながら、ショートムービーを撮影。

360
360 その場で360度回転しながら、ショートムービーを撮影。

Circle
Circle 円を描きながら、ショートムービーを撮影。

Bounce
Bounce 0.5~1.2mの間をバウンスしながら、自動飛行。
こういった楽しい動作を自動でやってくれますが、UP&AwayとCircleは比較的大きく機体が動くので周囲に広いスペースが必要です。使うときは、周囲の障害物や人に注意しましょう。8D Flips、360、Bounceはその場での動きなので比較的狭いスペースでも楽しめます。
専用コントローラーの接続方法
それでは、実際に2オペ飛行を行う手順を紹介します。最初は通常のフライト準備と同じです。
- スマホのTELLOアプリを立ち上げる。
- 続いてTELLO本体の電源をON。
- スマホでTELLO本体のWIFIに接続。
- TELLOアプリ上にドローン搭載カメラからの映像転送が写っていることを確認。
通常はもうこれで飛べますが、今回は2オペをやりたいので、続いて専用コントローラーを準備します。
専用コントローラーをBluetooth接続
- コントローラーの電源をON。
- TELLOアプリの設定⇒Bluetoothコントローラー設定からコントローラーを接続
- アプリ画面から操作カーソルが消えたら、飛行準備OK。
- 1人がスマホを、もう一人がコントローラーを持ってフライト開始。
専用コントローラーでの離着陸動作
普段の離着陸はオート機能を使う人が多いと思いますが、コントローラー側から離着陸を行う時はマニュアル操作なので、その方法を解説しておきます。(※TELLOデフォルトのモード2における動作解説です。)
離陸操作
- 本体電源ON、機体⇔スマホのTELLOアプリ⇔コントローラー間の接続を済ませたTELLOを水平な地面の上などに置きます。
- コントローラー左右のスティックをハの字またはを逆ハの字に入れると、ドローンのモーターが始動します。
- プロペラが回り始めたのを確認したら、左スティックを上に入れる(上昇動作)で離陸できます。
着陸操作
- 着陸したい地点の上で左スティックを下に入れる(下降操作)
- 地上近くで一度機体が自動ストップしますが、そのままスティックを下に入れ続けると着陸します。
まとめ
最後に注意点を。TELLOを2オペで飛ばす際は主だった機体操作のほとんどをコントローラー側で行います。しかし、下図のように機体と通信しているのはコントローラーではなくTELLOアプリが動いているスマホ側です。機体とスマホの距離を離しすぎないようにしましょう。
コメント
はじめまして。
先日TELLOを買いました。
さっそくコントローラーの使い方が意味不明で迷いましたが、こちらのサイトのおかげで理解が出来ました。
最初からジョイスティックで操作できて、かつモード2なのがいいですよね!
こちらの記事でサイト自体を初めて知ったので、これから関連記事を読んでみますね!
PYTHONでのプログラミングもやって見る予定です!
しかしドローンはおもしろいですね~。
こんにちは、記事が役にたって何よりです。
TELLOはホント使いやすいドローンですよね。
色々楽しんでみて下さい!