DJIドローン Mavic Airフライトレビュー

ドローンの話題

こんにちは、すけ氏です。

DJIの空撮ドローンMavicAirを購入してから、はや3ヶ月が経過しました。買った当初は嬉しさの余り真冬にも関わらず日の出前に家を抜け出しては、朝練と称して近所の河川敷でフライトを楽しんでいたのですが、そんな努力の甲斐もあって飛行時間も10時間を突破、大分機体の扱いにも慣れてきたので、フライトレビューでも書いてみたいと思います。

MavicAirレビュー

まずMavicAirとはなんぞや?という話を。空を飛んで写真や動画撮影が出来るドローンにも色々な種類がありますが、この日本ではどんなドローンを運用するにしても航空法により最大高度は150mまでと決められています。

上空約150mからの景色(正確には149m)

この高度150mがどの位の高さかというと、東京タワーのメインデッキ/大展望台や、お台場にある世界貿易センタービル展望台の高さがおおよそ150mというと想像しやすいでしょうか?MavicAirの機体性能であればもっと上空も目指せますが、日本国内では法規制により残念ながらここまでです。

上空約150mからの景色(正確には149m)

こうした高度制限はありますが、名だたる展望台クラスの眺めや視点を自分の好きな場所(※注)で得られるのはドローンユーザーならではの醍醐味でしょう。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

実際は様々な法規制があるのでどこでも自由に飛ばす訳には行きません。その辺の事情は以前記事にまとめたので、興味ある方は下記リンクからどうぞ。

〔航空法遵守〕機体重量200g以上のドローンを適法に飛ばすためのマニュアル
ドローン規制の中で中心的な存在となる航空法の規制内容と、どうすれば良いのか?その対策を紹介します。

持ち運びのコンパクトさ

大きさ比較のためiPadmini4とiPhoneSEでサンドイッチしてみました。

MavicAirを折りたたんだ時のサイズは幅83×高さ168×厚み49mm、厚みはともかく、タテヨコのサイズはiPhone 8 Plusとほぼ同等です。(iPhone 8 Plusは幅78.1×高さ158.4×厚さ7.5mm)

うぱ君
うぱ君

比較写真がiPhone 8 Plusじゃないぞ…。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

そんな都合よく手元にiPhone 8 PLUSなんかありません!でもiPhoneの中でも小型なiPhoneSEと比べると、さすがにかなりハミ出るね。

そして、機体にもれなく付いてくる専用ケースであればプロペラを装着したまま収納できるので、適当なバックに放りこんで好きなところに持ち出せます。機体重量も430gと大変軽く、専用ケースの重量をプラスしても500mmペットボトル飲料1本程度にしかなりません。

フライトの安定性

考えてみればこんな小さな機体がスルスルと上空150mまで上昇し、何事もなかったかのように元いた場所に帰って来るのは中々凄いことです。高度100m以上はそれなりに風が吹いていることも多く、何もしなければドローンは流されてしまいますがMavicAirのような空撮ドローンは自機位置を把握するためのGPS機能を筆頭に、各種センサーを駆使した大変精密な自律操作機能を持っています。

通常自然界は上空に行くほど風が強い

こうした安全機能のおかげで、風が吹いていても「操縦者からの指令がない限りその場から動かない、風に流されない」という、ある意味「自然法則に反した当たり前」が実現出来ています。

ではどの位の風に耐えられる?となると、メーカーからは「Mavic Airの耐風性は最大10 m/s」と発表されています。しかし天気予報などが言う「風速○メートル」は平均風速のことで、瞬間風速は平均風速の1.5から2倍近い値になります。天気予報で風速5mなら瞬間風速で10メートル近く吹く可能性があることには注意が必要です。

一度、天気予報の風速4~5m程度の日に無人の川の中州で高度を上げずに飛行を試みたことがありますが、離陸地点でのホバリング静止、前後左右への移動動作など一応トラブルなくこなしてくれました。個人的には風に弱い機体ではないと思いますが…。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

ただ、ハッキリ言って強風下でのフライトは神経が張り詰めるばかりで全く楽しいものではありませんでした。動作の切れ目に突風を喰らうとヒヤリとするほど機体が傾いたりもして、機体損傷やロスト、事故のリスクを背負ってまでやることではないように思います。

うぱ君
うぱ君

国土交通省基準の安全マナーにも「地上風速5m以上の強風下では飛行させない」とあるから。これはしっかり守った方がいいね。

ちなみに上はDJIがノースフェイスとのコラボで作成したという動画。もちろん気象条件を選んだ上でプロがフライトさせたものですが、MavicAirの機動力にこれほどのポテンシャルがあると思うとワクワクしますね。

MavicAirのカメラ画質について

ざっくりスペック的な話をかいつまむと、MavicAirのカメラは1/2.3CMOSセンサー搭載で有効画素数は1,200万画素、レンズ焦点距離は広角寄りの24mm固定のパンフォーカス。レンズ絞りもf/2.8固定。最大4K 30pの動画撮影が可能で、スローモーション撮影に適したFullHD 120p撮影も可能。静止画サイズは4056×3040で、JPEGだけでなくDNG(RAW)撮影も可能…といった感じです。

3軸ジンバル搭載でヌルヌルな動画が撮れます

管理人すけ氏
管理人すけ氏

ものスゴい駆け足の紹介でしたが、この中でDNG(RAW)撮影が可能という点は、意外と見過ごされている長所ではないかと思っています。

例えば、私が普段ドローンを飛ばすのはフォトジェニックとは程遠いどこぞの河川敷が多いのですが、運に恵まれればこんな場面に出くわすこともあります。

MavicAir作例(jpg撮って出し)

上の写真はいわゆる“jpg撮って出し”ですが、RAWファイルから現像処理をすれば、こんな違った雰囲気を持つ写真に仕上げることもできます。

MavicAir作例(RAW現像で色味調整)

管理人すけ氏
管理人すけ氏

RAW現像?なにそれ?という方は下に分かりやすい解説ページへのリンクを貼っておくので参考にしてみてください。

https://blogs.adobe.com/japan/photo-about-raw/

Mavic2との比較について

仮にこれから空撮用のドローンを買うならば、MavicAirと比較検討するライバル機種はほぼ間違いなくMavic2になると思います。私自身はMavic2を持っていないのでその性能について詳しく語ることは出来ませんが、この2機種のどちらを買うべきか?という話であれば以下のような点が判断のポイントになります。

Mavic Air - DJI
3軸ジンバル搭載の最も優れた携帯性を誇るDJIドローンのMavicAirは、8Kスフィアパノラマ、HDR写真、100Mbpsの4K/30fps動画を撮影できます。スマートキャプチャーやクイックショットなどの他の革新的な機能も搭載されています。これらの素晴らしい性能を持つMavicAirは、技術とデザインを集結させたマス...
Mavic 2 - DJI
Mavic2は、プロとDJIファンのために設計されたコンシューマー向けドローンのフラッグシップモデルです。Mavic2Proは、1インチセンサーを備えたHasselbladカメラを搭載。Mavic2Zoomは、光学2倍ズームを備えた1/2.3インチ12MPセンサーを搭載しています。どちらのモデルも最大飛行時間は31分。...

まず、性能面はMavic2の方が断然上です。これはMavic2の方がAirより後から出てきた製品かつ上記機種ですから当たり前ですが、購入できるお金があって性能に妥協したくないなら、これはもうMavic2一択です。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

その前提で、MavicAirにMavic2にない利点があるとしたら、それはコンパクトさと軽さです。

どんなに性能優秀なドローンであっても「ここで飛ばしたい」と思った時に手元になければ意味がありません。その点、MavicAirは普段使いのバックの中にポイと入れて持ち運べる利便性が最大の魅力です。

Mavic2もコンパクトに折りたたみ可能なドローンですが機体重量は907g(pro)とMavicAir 430gの倍以上。これにプロポや予備バッテリーなども考慮すると総重量2kgに迫ります。

従って性能をとるならMavic2、軽量コンパクトを重視するならMavicAirという選び方になるのですが、もっとくだけた言い方をするなら「普段でも一眼レフやミラーレスカメラを持ち歩く人」であればMavic2が、「写真はiPhoneなどスマホがメインという人」ならMavicAirが用途に合っているかなと思います。

ちなみに、DJIドローンを買うならDJI公式オンラインストアDJI公式ストア楽天市場店の2つの公式直販チャンネルがあります。値段はどちらも同じで、どちらもポイントが付きますが、楽天のポイントの方が使う時により汎用性があります。
管理人すけ氏
管理人すけ氏

DJI独自ポイントだとDJIドローン製品を買う時にしか使えないけど、楽天ポイントなら使い道が色々あるからね。

うぱ君
うぱ君

それに楽天ポイントは「楽天市場のセール」や「ポイントアップ企画」を活用すればポイント倍増も狙えるよ。

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