こんにちは、すけ氏です。
昨年末、DJIドローンMavicAirをフライモアコンボ(fly more combo)セットで購入しましたので、セットで付いてくるオプション品の使い勝手についてレビューしてみたいと思います。
単体購入とフライモアコンボ(fly more combo)の違い
DJIドローンMavicAirを買う時に機体単体で買うか?それとも様々な付属品がセットで付いてくるフライモアコンボで買うか?という選択肢があります。
ちなみにMavicAir単体での購入価格は104,000円(税込)、フライモアコンボの購入価格は129,000円(税込)ですので、差額は25,000円。従って単体購入で済ませるか?セットを買うか?の分かれ目はフライモアコンボにセットになるオプション品にどれだけ魅力を感じるか?にかかって来る訳です。
それでは早速、単体購入の場合とセット購入の場合の違いを見てみましょう。

さて、本題ですがこうして比較した際にフライモアコンボのみにセットになるオプション品(単体購入価格合計41,700円相当)の一覧がこちら。
- インテリジェントフライトバッテリー(単体購入価格10,800円)×2
- プロペラ1組(単体購入価格1,200円)×2
- バッテリー充電ハブ(単体購入時価格6,400円)×1
- バッテリーパワーバンクアダプター(単体購入時価格2,400円)×1
- トラベルバック(単体購入時価格8,900円)×1
要はセットのみに付属する上記の品を25,000円追加して買いたいか?という話です。それでは、早速それぞれのオプション品の使い勝手を見ていきましょう。
インテリジェントフライトバッテリー(単体購入価格10,800円)
メーカー発表によるとMavicAirがバッテリー1本で飛行できる最大時間は21分。しかし容量0%近くまで限界飛行させると墜落の危険がありますし、バッテリーも痛めてしまうので実際の飛行時間は15分前後といったところです。強風や低温などの悪条件下では更に短くなります。
ちなみに何故“インテリジェント”フライトバッテリーかというと、画像左上のスイッチを押すと4段階のLED点灯でバッテリー残量を視認できたり、バッテリーが10日以上使用されないと自己放電機能が発動して長期保存に向くバッテリー残量65%以下になるよう自動調整(=放電)したりと、インテリジェント=お利口な機能があるためです。
バッテリー充電ハブ(単体購入時価格6,400円)
最大4個のバッテリーを残量の高いモノから順次自動で充電してくれる充電ハブ。同時充電機能はないので、複数のバッテリーを充電したいときに付け替えの手間を省くための便利グッズです。
ちなみに純正にこだわらなければ、サードパーティ製の同様品も存在しています。
バッテリーパワーバンクアダプター(単体購入時価格2,400円)
これをMavicAirのバッテリーに装着すると、モバイルバッテリーとして手持ちのスマホやタブレットの充電に使えます。とはいえMavicAirのバッテリーは2375mAhと一般的に市販されているモバイルバッテリーに比べると低容量、スマホを充電したいなら素直に大容量なANKERのモバイルバッテリーでも買ったほうが…と思わせる微妙な一品。
Mavic Airトラベルバッグ(単体購入時価格8,900円)
機体本体に送信機(プロポ)、バッテリー×3ヶ、ケーブル類、充電器&充電ハブなど、MavicAirの機材一式を持ち運べるショルダータイプのトラベルバックです。
バック内部にはクッション性のある素材が使われ持ち運びの安全性を高めてくれています。写真右下のようにスマホやSDカード、ケーブル類などちょっとした小物を収納できるチャック付きスリットスペースも。なお、MavicAirの機材一式といいましたが唯一プロペラガードの収納場所はありません。
ただ、近場への日帰りフライトや登山、トレッキングにMavicAirを持っていくのであれば、電源のない場所にわざわざ充電器&充電ハブまで持って行きませんよね?また、他の荷物との兼ね合いから自分のバックを使いたいという人も多いと思います。
そんな時に便利なのが単体、フライモアコンボどちらを選択しても付いてくる純正キャリングケース。これが中々優秀な一品で、耐衝撃性のハードシェル製かつ内部にプロペラ形状に沿った溝もあるのでフライト後にアームを折りたたみジンバルプロテクターを装着したら、自分の好きなバックにさっと収納できます。
その他の付属品も写真のように100円ショップのポーチやメッシュケースなどを活用すればパッキングはできるので、私のトラベルバックは出番が少なくて今は自宅保管用ケースとして使っています。
プロペラ(単体購入価格1,200円)
ドローンのプロペラは消耗品です。フライト前には必ず状態をチェックして僅かな傷や歪みでも見つけたら4本まとめて交換が大原則。また、太陽光による紫外線劣化で次第に硬くなり柔軟性が失われますので定期交換も必要です。
そんな訳で予備プロペラは必需品ではあるのですが、単品購入でもワンセットは予備が付いてきますし最近はAmazonでもDJI純正品が送料無料で入手できるので入手難度は低め。購入先が限られた以前と違って、最初にまとめて入手しておく必要性はちょっと薄れたかもしれません。
まとめ
それでは最後にもういちどフライモアコンボに付いてくる付属品一覧をおさらいしましょう。
- インテリジェントフライトバッテリー(単体購入価格10,800円)×2
- プロペラ1組(単体購入価格1,200円)×2
- バッテリー充電ハブ(単体購入時価格6,400円)×1
- バッテリーパワーバンクアダプター(単体購入時価格2,400円)×1
- トラベルバック(単体購入時価格8,900円)×1
最初にも書きましたが、「フライモアコンボを買うか?」という選択は上記合計41,700円相当のオプション品を、MavicAir単体での購入価格に「25,000円上乗せして買うか?」という選択とイコールです。
おススメはフライモアコンボでの購入!
これまで見てきた通り、フライモアコンボでセットになるオプション品の中で、人を選ばず必要性が高いのはバッテリー×2とバッテリーハブ×1。その他の品は人を選んだり、必要性は高いけど何時でも買い足せる品なども含まれます。
しかし、そのバッテリー×2とバッテリーハブ×1だけでも後から単品購入しようとすれば合計28,000円。フライモアコンボ − 単体購入の差額25,000円を超えてしまいます。はっきり言って、フライモアコンボが選ばれる理由のほとんどは「どうせ後からバッテリー買い足すだろうし、それなら…」ではないでしょうか?

まぁよく考えられていると言うか、DJIさん商売上手!多くの人がフライモアコンボを買う訳だわ!という感じ。
割り切れば単品購入もあり!
上の結論を見て、

なんかメーカーの術中にハマったみたいなツマラン結論だなぁ。
と思ったあなた。そういう人には、最初はとりあえずMavicAir単体+バッテリー1個。それも同時購入ではなく、先にドローン本体をDJI公式ストア楽天市場店で単体購入して、その時付いた楽天ポイントを補助活用して後日バッテリー1個を追加購入するという方法をおススメします。
予備バッテリーは持っていて困るものでありませんので「あればあるほど良い」という考え方は、もちろん正解。しかし、せっかく軽量コンパクトで持ち運びに優れた機体ですから、バッテリーは+1本(合計2本)程度で荷物をコンパクトにまとめ、登山やハイキングに持っていって気が向いた時だけ飛ばすというライトスタイルも大いにありだと思います。

私自身はフライモアコンボを購入したので+2本(合計3本)のバッテリーを所持していますが、実のところバッテリー3本は使いきれない時もあります。
特に私のようにMavicAirが初めての本格ドローンであるという場合、初心者がドローンを飛ばす時は強い緊張が伴いますので集中力を保てるのは連続2フライト程度が限界。3フライト以上飛ばすなら、フライトの間に休憩時間を挟むとか、移動時間を挟んで違う場所で飛ばすなどリフレッシュの工夫も欲しいところです。
そんな訳で上記の買い方であれば初期投資も抑えられますし、必要であればバッテリーは後で買い足すと割り切った買い物も悪くない選択肢と思います。
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