こんにちは。すけ氏です。初めてのデジタル一眼カメラ、EOS kiss Mダブルズームキットを購入してから約半年が経過しました。
今、私の手元にはダブルズームキットに付属した標準ズームレンズ（EF-M15-45 IS STM）、望遠ズームレンズ（EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM）と、後から買い足した 単焦点レンズ（EF–M22mm F2 STM） の３本があるのですが、これらを実際に使っていて感じた点を初心者目線からレビューしてみたいと思います。
この記事は標準ズームレンズ編です。望遠ズームレンズ、単焦点レンズのレビューは別記事にまとめてありますので、以下のリンクからどうぞ。
そもそもキットレンズとは？
キットレンズとはメーカーがカメラ本体とセット売りしているレンズのことです。（単品購入もできます）
EOS kiss Mなど一眼カメラは様々なレンズを付け替えて使用出来ることが最大の特徴ですが、本体とセット売りされているキットレンズは多くの初心者が最初に手にするレンズとなります。ビギナー用と軽く見られるのか使用レビューを余り見かけないので、初心者目線ながらその特徴や使い分けを紹介してみたいと思います。
標準ズームレンズ“EF-M15-45 IS STM”
メーカーが“標準”と名付けるだけあって、“THE汎用”を地で行く使い勝手の良さ。特に何を撮ると決めずに出掛ける時、私は迷わず標準ズームレンズ（EF-M15-45 IS STM）をつけて行きます。
風景撮影に便利な広角端（ワイド端）
この標準ズームレンズで、被写体を最も広く写せる焦点距離は15mm（換算24mm）です。
換算24mmって、結構広角寄りだよね？
そう、人間の自然な視野に近いとされる焦点距離が換算35~50mmだから、肉眼より広い範囲を写せるよ。
例えばこのように、1枚の写真の中に建物を入れて、隣に池があって、手前に花壇もあってと広く撮ってあげると、そこがどんな場所なのか？を伝えやすくなります。
その場にいる人なら「見回す」ができるけど、1枚の写真で情景を伝えるには広く写ってる方が分かりやすいよね。
また、こういった大きな建造物を1枚の写真の中に収めたり・・・
狭い屋内も広角寄りの広い視野で撮影すれば、場の雰囲気が伝わりやすくなります。
もちろん、こういった用途のために「広角ズームレンズ（EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM）」といったレンズが存在するのですが、こうした専用レンズに頼らずとも標準ズームレンズでここまで広く写せるのは中々便利です。
ポートレート撮影に便利な焦点距離30~35mm（換算50mm前後）
とはいえ、今日はコレを撮りたい！と被写体が予め決まっている時は、周りに余計なモノが写りこまないほうが良いときもあります。
例えば上の写真のようにポートレート（人物写真）を撮るときは換算50mm前後までズームした方が、写真の収まりがよくなります。
同じレンズなのに写ってる範囲が、全然違うよね。
望遠端（テレ端）での使い勝手
標準ズームレンズで最も被写体を大きく（ズームして）写した時の焦点距離は45mm（換算72mm）ですが、私はこのレンズで「意識してこの画角を使う」ことは余りありません。
欲しい構図を探ってズームリングを回していたら、それ以上回らなくて（ズーム出来なくて）まぁいいか、パシャ！って感じで望遠端を使うことが多いかな…。
ちょっとの距離なら自分の足で被写体に近づいた方が早いし、それでも足りなければ望遠ズームレンズに切り替えた方が早いしね。
標準ズームレンズについてまとめ
そんな訳で標準ズームレンズは風景と人物が得意。つまり、お出かけ全般カバー出来るってことだよね。
そんな感じの活躍範囲の広い優等生レンズですが、あえて残念な点についても触れておきます。
レンズが沈胴式で一手間多い
EOS kiss Mの標準ズームレンズは沈胴式のため、カメラ本体にレンズを装着しても即撮影ができません。ほんの一手間ですが、撮影前に横のロックを外してレンズを展開する必要があります。
そんなの3秒でできるじゃん、横着だなぁ。
と思うかもしれませんが、その3秒が地味に面倒。あ、今撮りたい！という時にさっとカメラを出しても、すぐ撮影出来ない。3秒タイムロス。しかも両手動作。
まぁ、このギミックのおかげで仕舞えばとてもコンパクトになるレンズだから、沈胴式も一長一短だけどね。
暗くないけど明るくもない
レンズの明るさを示す数値であるF値、標準ズームレンズのソレは広角端でF3.5、望遠端でF6.3です。まぁ一般的と言うか無難というか値段なりと言うか、うん、ホント標準だねという感じの明るさです。だって標準ズームレンズだし。
ちなみに明るいレンズは暗所撮影に強かったり、みんな大好き！一眼ならではの“ボケ”をトロトロに表現出来たりもします。いや、標準ズームレンズでもソレできるけど、もう1歩というか、なんかこうもどかしい。
優等生なんだけど突出したところはないよね。でもさ、物足りないなら、素直に交換レンズ買おうよ…。そのための一眼カメラなんだからさ。
もし標準ズームレンズを後から買うなら？
Eos kiss Mユーザーであれば多くの人が持っている標準ズームレンズですが、レンズ単品で後から買うなら、メーカー希望小売価格で35,000円（税別）です。実売価はもっと安くなります。
同じ型番のレンズが二種類あるのは単に色の違いだよ。手持ちのカメラが黒ボディなら黒いレンズが、白ボディならシルバーが合うよね。
ちなみに、多くの人が持っている＝中古市場に出回っている数も多いので、カメラ用品の販売に定評があるマップカメラの楽天市場店などで状態の良い中古品を探してみてもよいと思います。
それと、レンズを買う時は付属品も忘れずに！なくてもいいけどレンズ保護のためにレンズフードとレンズフィルターはあった方がよいと思うよ。
コメント
EOS kiss Mをずっと購入しようか迷っていて、買う決断ができたのはこのブログのおかげです。
一眼レフカメラに関しては超がつく程の素人でつい１週間程前から勉強しはじめました。
スマホを買ったら保護フィルムやケースを買うのが当たり前のように、カメラにもフィルムやフードがあるのですね。
全然しらなくて、サイズもどれを買えばいいか全然わからなかったのですべて書かれていて本当に助かりました。
これからEOS kiss M生活楽しみます。
本当にありがとうございました。
ベルママさんこんにちは。このブログが役立って何よりです。かく言う自分自身が昨年kissMを買い、そこから色々勉強して少しづつ使えるようになっていきました。今でも腕はまだまだですが、何より楽しんで使えるカメラだと思います。今後の楽しいカメラライフを祈ります！