こんにちは、すけ氏です。
先日、ついにDJI公式ストア楽天市場店でMavic Air(マビック・エア)Fly More コンボをポチってしまいました。DJI製空撮ドローンとしては入門者寄りの機種ですが、4K動画撮影にも対応、機体重量430gで航空法規制対象(これは別に嬉しくはない…)になるなど、私としては初の本格空撮機購入となります。
買ったからには早速飛ばしたいのですが、一つ大きな問題が。そう、実は私、『iPhone持ってない』のです。
Mavic Airのためのモニター探し
まずは基本からおさらいしましょう。DJIのドローンはスマホまたはタブレットにDji Go 4というアプリを入れてコントロールします。
主だった機体操作はプロポと呼ばれる専用コントローラーで行いますが、スマホ画面上のアプリにも多くの機能が割り振られています。
ドローン本体の他にDji Go 4アプリ対応のスマホなりタブレットなりを用意しないとDJIのドローンをまともに飛ばすことは出来ません。メーカー公式情報によればDji Go 4アプリに必要となる対応機種は下記の通り。(2018.12記事執筆時点/MAVIC AIR商品ページより抜粋引用)
APP / LIVE VIEW
iOS V4.3.3
Requires iOS 9.0 or above.
Compatible with iPhone X, iPhone 8 Plus, iPhone 8, iPhone 7 Plus, iPhone 7, iPhone 6s Plus, iPhone 6s, iPhone 6 Plus, iPhone 6, iPhone SE, iPad Pro, iPad, iPad Air 2, iPad mini 4.
Optimized for iPhone X.Android V4.3.2
Requires Android 5.0 or above.
Compatible with Samsung S9+, Samsung S9, Samsung S8+, Samsung S7, Samsung S7 Edge, Samsung S6, Samsung S6 Edge, Samsung Note 8, Huawei P20 Pro, Huawei P20, Huawei P10 Plus, Huawei P10, Huawei Mate 10 Pro, Huawei Mate 10, Huawei Mate 9 Pro, Huawei Mate 9, Huawei Mate 8, Honor 10, Honor 9, Vivo X20, Vivo X9, OPPO Find X, OPPO R15, OPPO R11, Mi Mix 2S, Mi Mix 2, Mi 8, Mi 6, Redmi Note 5, Google Pixel 2XL, OnePlus 6, OnePlus 5T.*その他のデバイスについては試験及び開発中のため、今後ご利用いただける予定です。
APPストアのDji Go 4適合情報だと、iPhoneXsとかXsMax、XR辺りのiPhone最新機種も対応になってるけど、DJIの製品案内ページには反映されてないね。
こう言っちゃなんだけど、DJIのメーカー情報って更新管理がちょっといい加減だよな。
web 検索すると、DJI正規販売代理店が、もっと古い情報を堂々と公開してて新旧情報が入り乱れちゃってるしね。
…とまぁ少々カオスな状況ですが、今回はそこをdisるのが本題ではありません。「製品情報ページが正しい」という前提でモニター探しの話に戻りましょう。
選択肢その①、iPhoneを買う
自宅に届いた「Mavic Air Fly More コンボ」の化粧箱側面には、上の写真のようにiPhone X, iPhone 8 Plus, iPhone 8, iPhone 7 Plus, iPhone 7, iPhone SE,iPhone 6s Plus, iPhone 6s, iPhone 6 Plus, iPhone 6, iPhone 5Sのどれかを用意しろと書かれております。
パッケージの記載内容もHP情報と微妙に違ってる辺りはもうご愛嬌としてメーカーの推奨がiPhoneであることは分かりますね。
iPhoneがないなら、iPhone買えば良いじゃない!
Xs、XRの登場で値下がりした、iPhone8(64GB)でも67,800円(税別by Apple Store)するからなぁ…。
ドローンのためにiPhone新規調達は結構痛い出費です。Docomo、au、softbank辺りでMNPもしくは回線新規契約するならiPhone8一括0円とかになりますが、その場合は高額な通信費を2年縛りで毎月払う羽目に。下手すればドローンよりも高い出費になってしまいます。
ちょうどiPhoneに機種変しようと思ってた人なら、そうするのが1番だよね。でも自分は長年Androidでスマホ環境を構築して来たこともあってiPhone導入は見送りました。
選択肢その②、Android端末を買う
それならAndroidスマホかタブレットにするの?
う〜ん、それもねぇ。
- そもそもDji Go 4アプリにおけるAndroid対応端末が少ない。
- 少ない対応端末での動作すら、アプリレビューでの評判が悪い。
- 同様にネット上でも、Android版Dji Go 4アプリの不具合報告をよく見る。
Android端末でDji Go 4アプリがちゃんと動いてくれれば良いですが、Android版は動作が安定しないのか、「一見ちゃんと動いているようで特定機能が使えない」とか、「アプリをアップデートしたら使えていた機能が使えなくなった」とかいう話を耳にするんですよねぇ…。
もちろん最新アップデートではしっかり改善されている可能性もありますが…。
既に持っているAndroidを使うならともかく、この現状でアンドロイド端末を新規に買うのは怖すぎます。
選択肢その③、iPadもしくはiPad miniを買う
あとは消去法でiPadしか残ってないぞ。でも、製品パッケージにMade for iPhoneて書いてあるのにiPadで大丈夫なの?
mavicシリーズの上位、PHANTOM 4シリーズをiPadで運用している人が沢山いるから、Dji Go 4アプリがちゃんと動くという点では問題ないよ。
ただし、iPadはサイズがデカくてmavicシリーズのプロポのホルダーには収まりません。別途タブレットホルダーなどを調達する必要がありますが、大きな画面でアプリ操作できるのは魅力的。
iPadをmavicシリーズのモニターとして使う長所と短所をまとめると…。
- 〔長所〕iPhoneに比べて画面が大きい分、アプリ操作がしやすく画面も見やすい。
- 〔長所〕iPhoneに比べればiPadは新品も中古も安価。
- 〔長所〕モニターとして使わない時も色々な活用が出来そう。
- 〔短所〕プロポへの取付にサードパーティ製のタブレットホルダーや接続ケーブルを探す必要がある。(DJIの純正品はない)
- 〔短所〕プロポ+モニターの総重量増。タブレットホルダーなどの荷物が増えて機動力が落ちる。
- 〔短所〕プロポがiPadの影に隠れて手元が見にくくなる。
iPadはWiFiモデルとWiFi+Cellularモデルがあるけど、その辺の違いはどうなの?
- 〔WiFiモデル〕WiFi+Cellularモデルよりも価格が安い
- 〔WiFiモデル〕単独でインターネット通信できない(別途テザリングやWiFiルーターでの対応が必要)
- 〔WiFiモデル〕GPS機能がない
- 〔WiFi+Cellularモデル〕WiFiモデルよりも価格が高い
- 〔WiFi+Cellularモデル〕モバイル回線契約をすれば単独でインターネット通信できる
- 〔WiFi+Cellularモデル〕GPS機能がある
違いはこんな感じだね。iPadがインターネット接続された状態でないと、Dji Go 4アプリに地図やアップデート情報が表示されないことには要注意。
WiFiモデルを使用してインターネット接続なしでドローンを飛ばす場合、Dji Go 4アプリ上に地図が表示されないので自機の位置をリアルタイムで確認することができません(大事なことなので繰り返し)。
もちろん、自機の位置は目視やFPV画面の映像で確認すればよいという考えもありますが、個人的には飛行中に地図で自機の位置を見れないのは痛手と思っています。
もちろん、スマホなりWiFiルーターからテザリングすれば通信確保できますが、「iPad ⇔ スマホ or WiFiルーター間のWiFi通信」と、「プロポ ⇔ ドローン間のWiFi通信」を近距離同時使用することによる電波干渉の心配も出てきます。
心配しすぎかもしれませんが、ドローンを飛ばす時は下げれるリスクは下げておきたいところです。
結局、なにを買ったのか?
さて、これで選択肢は出尽くしたけど結局どうする?
今回はiPadの中で最軽量&コンパクトなiPad mini 4で行くことにしました。ゲオモバイル楽天市場店で中古のWi-Fi+Cellular 32GBを31,600円(税込)でゲット!
私と同じように「あえてiPhoneを選ばない」というへそ曲がりな検討をしている皆さんのために!?今iPad mini 4を買う時どのような選択肢があるか?簡単に書き記しておきます。
◆Appleストアで新品購入:iPad mini 4はApple公式サイトで販売中の現役モデルです。Appleストアで販売されているのはストレージ128GBのWifiモデルが45,800円(税別)、WiFi+Cellularモデルが60,800円(税別)。
Appleが新型のiPad mini(第5世代)を2019年3月30日に発売開始しました。これに伴い、現在旧型となったiPad mini4をAppleストアで新品購入することはできなくなっています。(2019.04追記)
◆Apple公式の整備済製品:Appleが公式に販売している整備済製品というものがあって、新品は高いと思うけどその辺の中古品は怖いという人におすすめ。動作テスト済みのリユース製品に新しいバッテリーと外装が使用され、1年間のメーカー保証も付いて、新品よりお買い得価格で購入できます。
◆中古品:安さを求めるなら中古品。通販で探すなら全国チェーンで中古買取窓口のあるゲオモバイル楽天市場店が沢山iPad mini 4の在庫を持ってます。他には、同じ楽天市場内のショップで携帯生活辺りが製品状態の表示も丁寧で見やすかったです。
中古市場には過去Docomo、au、Softbankで販売されたWiFi+Cellularモデルが沢山出回ってるよ。
参考まで状態の良いWiFi+Cellular32GBモデルが30,000円前後、WiFi+Cellularモデル16GBモデルが27,000円前後が相場かな。
まとめ
今回、Mavic Airのモニターとなる端末を探すに当たって、ああでもない、こうでもないと悩んで色々調べた事柄を記事にまとめてみました。素直にメーカー推奨のiPhoneを買えばよい話ではあるのですが、
iPhone高いよなあ、他の選択肢はないの?
この記事がそんな風に悩んでいる人の参考になれば幸いです。
ホントはMavicシリーズをiPadで運用する時の必需品、タブレットホルダーや、長さの足りない接続ケーブルをどうする?といった話まで触れたかったけど、長くなりすぎたのでその話は次の記事で!
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