EOS kiss Mのキットレンズレビュー(単焦点レンズ編)

カメラの話題

こんにちは。すけ氏です。初めてのデジタル一眼カメラ、EOS kiss Mダブルズームキットを購入してから約半年が経過しました。

今、私の手元にはダブルズームキットに付属した標準ズームレンズ(EF-M15-45 IS STM)、望遠ズームレンズ(EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM)と、後から買い足した 単焦点レンズ(EF–M22mm F2 STM) の3本があるのですが、これらを実際に使っていて感じた点を初心者目線からレビューしてみたいと思います。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

この記事は単焦点レンズ編です。標準ズームレンズ、望遠ズームレンズのレビューは別記事にまとめてありますので、以下のリンクからどうぞ。

そもそもキットレンズとは?

管理人すけ氏
管理人すけ氏

キットレンズとはメーカーがカメラ本体とセット売りしているレンズのことです。(単品購入もできます)

EOS kiss Mなど一眼カメラは様々なレンズを付け替えて使用出来ることが最大の特徴ですが、本体とセット売りされているキットレンズは多くの初心者が最初に手にするレンズとなります。ビギナー用と軽く見られるのか使用レビューを余り見かけないので、初心者目線ながらその特徴や使い分けを紹介してみたいと思います。

単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”

EOS kiss Mで使える単焦点のキットレンズがこちらの“EF-M22mm F2 STM”です。特徴としては単焦点なのでズーム機能がありません。構図を決めるには自ら被写体に近づいたり、離れたり、フットワークを活かした撮影をする必要があります。レンズの焦点距離は22mm(換算35mm相当)、人の自然な視野とほぼ同じ、もしくは若干広め程度です。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

これらの特長はスマホカメラとも似てますね。

しかし、表現の幅がスマホのそれとは違います。一言で言えば「単焦点レンズを使うとインスタ映えする写真を簡単に撮れる」のですが、早速具体例を挙げながら見ていきましょう。

スマホカメラとの違い

まず、コチラがスマホで撮った1枚。お題は名古屋土産の小倉バターでしたが、余計なモノが色々写り込んで、生活臭漂う残念写真となってしまいました。

続いて、コチラがEOSkissMに単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”を付けて撮った1枚。バターの瓶だけにピントを合わせ、他の余計なモノをボカしたことで雰囲気が一変しました。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

多くのスマホカメラはパンフォーカスといって、写るもの全体にピントが合うよう作られています。

スマホカメラは誰でも失敗のない写真が撮れますが、なんでもクッキリはっきり写ってしまう特性がこのように弱点となってしまうケースもあります。

うぱ君
うぱ君

理由は色々あるけど、スマホで背景ボケ写真を撮るのは難しいよ。AIによる画像加工後処理で無理やり背景ボケを作れるスマホもあるらしいけど。

軽くてコンパクト

単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”にはズーム機能がなく、標準ズームレンズや望遠ズームレンズにあるレンズ内手ブレ補正機能もありません。大変シンプルな構造のレンズですが、その分大変コンパクトで軽い造りとなっています。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

パンケーキのように薄い、いわゆる“パンケーキレンズ”です。こうして他のレンズと比べてみると一目瞭然。

単焦点レンズを装着中のEOSkissM、右が標準ズームレンズと望遠レンズ。

EOS kiss Mはコンパクトボディなデジタル一眼カメラですが、これにコンパクトな単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”を合わせれば、その長所が最大限に活きてきます。

うぱ君
うぱ君

要は“軽いは正義”。カメラが大きい重たいと持ち歩くのが億劫になってしまうけど、この組み合わせなら普段使いのバックで気軽に持ち歩けるよ。

明るいレンズ

単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”は造りがシンプル、レンズ構成枚数が6群7枚と、標準ズームレンズ(9群10枚)や、望遠ズームレンズ(11群17枚)と比べて少なくなっています。

うぱ君
うぱ君

レンズ構成枚数が少ないとなんかいいことあるの?

管理人すけ氏
管理人すけ氏

外から入った光がセンサーに辿り着くまでの障害が少ない訳だから、多くの光を取り込める明るいレンズになるよ。

EOSkissM手持ち夜景モードで撮影

例えばこちらは金沢旅行の際に夜の街を散歩していて撮った一枚。

EOSkissM手持ち夜景モードで撮影

三脚もフラッシュも使わず、歩きながらサッと夜景写真を撮ることができます。

ふわっと美しいボケ表現ができる

レンズが明るい=F値が小さい(F2.0)=ボケ表現が簡単というわけで、カメラ初心者でも憧れの背景ボケ写真を簡単に撮ることができます。

うぱ君
うぱ君

特に意識せずに撮ってても、勝手にいい具合にボケてくれることが多いよね。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

もちろん、ちゃんと狙って撮るなら絞り優先モードとかでF値を小さく固定してあげるとか設定したほうがいいけどね。

テーブルフォトがはかどる

単焦点レンズ“EF–M22mm F2 STM”の最短撮影距離は15cm、スマホ並みに被写体にぐっと寄って撮影することができます。

テーブルフォト、ようは料理の写真が撮りやすく、これがまた美味しそうに写ります。

うぱ君
うぱ君

カフェとか飲食店で食べ物の写真を撮るなら、ほぼ単焦点レンズ一択でいいんじゃないかな。

もし単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”を後から買うなら?

構造がシンプルなためか、単焦点レンズ“EF-M22mm F2 STM”はお値段も比較的お安め。メーカー希望小売価格で30,000円(税別)実売価ならもっと安く手に入ります。

うぱ君
うぱ君

同じ型番のレンズが二種類あるのは単に色の違いだよ。手持ちのカメラが黒ボディなら黒いレンズが、白ボディならシルバーが合うよね。

これからEOSkissMを買いたいけど望遠ズームレンズや高倍率ズームレンズなど他のレンズキットと迷って決めかねている場合、このレンズが比較的安価に入手できることを逆手にとって、あえて他のレンズキットを購入してからこのレンズを後で買い足す手もあります。

中古市場にも潤沢に出回っているので、カメラ用品販売に定評があるマップカメラの楽天市場店などで状態の良い中古品を探すのも一手です。

管理人すけ氏
管理人すけ氏

それと、レンズを買う時は付属品も忘れずに!なくてもいいけどレンズ保護のためにレンズフードとレンズフィルターはあった方がよいと思うよ。

コメント

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