こんにちは、すけ氏です。
関東もいよいよ梅雨入り間近、高温多湿の嫌な季節がやって来ました。そういえば昨年は「エアコンがない小学校がヤバい!」と社会問題になるような記録的猛暑、外出先から帰宅するとモワッっとサウナのように自宅が蒸し暑かったことを思い出します。
こんな季節になると出てくるのがカビ問題。先日まで常温保管だった食パンも冷蔵庫に移住した今日この頃、昨年秋に購入したミラーレスカメラ&交換レンズはさてどうしよう?という問題に直面しました。
カメラを放置するとカビが生える?
実はカメラやレンズを高温多湿下に放置するとカビが生えやすくなります。カビの栄養源は空気中のホコリや細かなゴミ、そして人の皮脂や角質etc.。これらが多湿環境下でピトっとレンズに貼りつき、そこからカビが繁殖という訳です。
一番のカビ対策はカメラもレンズも適度に使うこと。出して通電して撮影すれば換気にもなり、使用後にクリーニング。機械モノは長期の放置プレイ禁物だよ。
ただ、それが出来れば苦労しないって話もあります。レンズが複数あれば、中にはしばらく出番のないレンズも…。
ドライボックスでカビ対策
そんな訳で梅雨以降の高温多湿、レンズカビ対策の定番、ドライボックスを購入してみました。カメラを本格的にやる人はワインセラーみたいな電気式防湿庫を使うらしいですが、私のように所有レンズの少ない初心者ならこのレベルで十分。
作りや強度はホームセンターによくあるプラボックスと大差ないですがフタ裏にパッキンがあるので、閉めれば密閉されて外気が入りません。これに下記のような除湿材を仕込んでおけば、梅雨でもボックス内の湿度が適度に保たれるという代物です。
ちなみにカメラやレンズ保管に適した湿度は40%前後。除湿材の入れ過ぎで湿度が下がり過ぎると、カメラやレンズの潤滑グリス、ゴム、シリコンパーツ、外部の合成皮革の劣化など別の問題を引き起こすので注意しましょう。
キャパシティドライボックス8L グレー DB-8L-N
そんな訳で、今回私が購入したのはナカバヤシ製のキャパシティドライボックス8L グレー DB-8L-N。こんな感じの小物入れトレイ兼除湿剤ホルダーも付いていて、よく考えられた造りです。
付属する湿度計をドライボックス内のホルダーに装着すれば中の湿度が一目瞭然。フタを開け閉めすると室内同レベルまでサっと湿度が上がってしまいますが、しばらく経つとまた湿度40%に戻っています。
フタを開けて上がった湿度が戻らなくなったら除湿材の交換時期。湿度計があれば内部のコンディションが手に取るように分かるので安心です。
HAKUBA ドライボックスNEO 5.5L スモーク 防湿庫 KMC-39
一方、このジャンルでAmazonベストセラーとなっているドライボックスは私が買ったナカバヤシ製ではなくHAKUBA製のこちら。
HAKUBAのドライボックスNEOシリーズは湿度計が付属しない分リーズナブル。既に湿度計を持っている人、ドライボックスの扱いに慣れており除湿材の変色や膨らみ具合から交換時期を判断できる人はこちらで必要十分でしょう。
また、後からやっぱり湿度計が必要だったと思えば、こんな感じの別売り品をボックス内に突っ込んでおけばOKです。
ドライボックスのサイズバリエーション
上記人気のドライボックス2種のうち、ハクバ製は5.5L、ナカバヤシ製は8Lがそれぞれ最小サイズ(2019.06現在)。下の写真は私が持っている ナカバヤシ製8L に標準ズームレンズを装着したミラーレスカメラ&レンズ3本を収納したものです。まだまだ余裕ですね。
もちろん、レンズ所持数が多い人や大きな望遠レンズなどを持ってる人はより大型が必要ですが、湿度計付きのナカバヤシ製、シンプルなHAKUBA製ともに大小様々なラインナップが揃っています。
ドライボックスに必要な消耗品
最後に、ドライボックス運用に必要な消耗品です。基本、除湿材(乾燥剤)で十分と思いますが、高額レンズが心配な人は併せて防カビ剤も使用した方が良いかもしれません。
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