こんにちは、すけ氏です。
先日購入したZHIYUNのカメラジンバルCRANE M2のカメラセット&3軸バランス設定までを解説します。
ZHIYUNのカメラジンバルCRANE M2の説明書
手順説明の前に、まずは公式説明書の紹介から。CRANE M2には下記写真のようなクイックスタートガイドが説明書として同封されていますが、その名の通り説明内容は極めてシンプルです。

正直、ジンバルを初めて見るような入門者が、このクイックスタートガイドだけを頼りに製品初期設定を済ませたり、使いこなせるようになるか?というと…、自分には無理でした!
尚、クイックスタートガイドには「環境保護のため印刷版はクイックガイドのみ提供だが、ユーザーマニュアル完全版はZHIYUN公式サイトにて提供…云々」、と書いてあります。何だ、そういうことですか。

このユーザーマニュアルだけどさ、製品発売後1ヶ月近く日本語=現在準備中ってなってたよな…。今はちゃんと公開されてるみたいだけど。

おかげで販売開始直後に購入した人は英語版マニュアル(PDF)を参照するハメになったっけね。並行輸入品じゃあるまいし、この辺はZHIYUN日本法人がもうちょっと素早く対応してほしいよね。
今回はこのマニュアルおよび、手元のクイックスタートガイドを参考にCRANE M2の設定手順を追って行きます。
内容物
まずは定番の内容物説明。いわゆる製品パッケージには、次のアイテムが付属しています。不足している場合は、ZHIYUNまたは地元の販売代理店にお問い合わせください。というやつですね。

[1]クレーンM2本体×1、[2]三脚×1、[3]クイックリリースプレート×1、[4]ハンドストラップ×1、[5]USB3.0-Type Cケーブル×1、[6]1/4 カメラマウントスクリュー×1、[7]マニュアル(クイックスタートガイド)×1、[8]スマートフォンホルダー×1、[9]収納ケース×1
充電手順
「CRANE-M2を初めて使用するときは、バッテリーを完全に充電してください」とあります。充電は付属のUSB Type-Cケーブルをスタビライザーに差して行いますが、電源アダプターは付属しておらず別途用意する必要があります。

CRANE M2へのカメラセッティング
ジンバルセッティングの基本は、下記の流れになります。
- カメラをジンバルに載せる
- 3軸のバランスを取る
- バランスが取れたら電源ON

この流れは、経験者には当たり前だけど、初心者には分からないことだよね。電源入れると、ジンバルはカメラが既に乗っていてバランスも取れている前提で、すぐに撮影モードに入るための動作をするよ。

バランスがとれてない、ましてや箱から出してロックすら外してないジンバルの電源入れたら、モーター痛めるから注意な!
【手順1】本体にミニ三脚を取り付ける

まずはジンバル本体下部のネジ穴に付属のミニ三脚を取り付けて、机の上など水平な場所におきます。

【手順2】カメラにクイックリリースプレートを取り付ける
CRANE M2は小型ミラーレス、コンデジ、アクションカメラ、スマホなど様々なカメラ機器を搭載できますが、ここでは私が所持しているEOS kiss M(英語名EOS M50)を例にやっていきます。

上の写真のように、カメラの三脚ネジ穴にクイックリリースプレートを取り付けます。尚、どうせ後で調整することになるので取り付け位置は大体で構いません。
【手順3】ジンバルのロックを解除する
箱から出したCRANE M2はチルト、ロール、パンの3軸にロックが掛かっているので、カメラをセットする前に解除します。

ロール軸つまみネジ(赤色)を緩め、ロール軸モーターを上にスライドさせ持ち上げると、チルト&ロール2軸のロックが解除されます。(収納or持ち運び時は逆手順で再ロック出来ます)
【手順4】クイックリリースプレートをセットする

まず、クイックリリースプレートを固定するための“つまみねじ”を緩めてスリットを開放し、カチッと安全ロックが噛み合う音がするまでプレートを奥へと差し込みます。続いて、先ほど緩めた “つまみねじ” を締めてプレートを固定します。

CRANE M2の3軸バランスセッティング(その1)
それではいよいよジンバル設定の本丸、チルト・ロール・パン3軸のバランスをとっていきます。
【手順5】ロール軸のバランスを取る
説明書ではまずチルト軸から…となっていますが、個人的には設定が容易かつココを決めてしまえば後の作業も楽になるロール軸のバランス取りを最初に行うことをおススメします。(ZHIYUNスタッフもYoutube動画ではロール軸の調整からスタートしています)

ロール軸のバランス取りは簡単!赤いロール軸つまみネジを緩めるとアームを左右にスライド出来るようになります。続いて上の写真のように手を離しても右にも左にも傾かず、水平保持できるポジションを探します。出来たらつまみネジを締めてアームを固定し、設定完了です。

尚、ロール軸のアームには設定箇所を保持できるメモリーロック機能が付いています。メモリーロックはつまみを写真上方向にヒネれば緩み、下方向にヒネれば固定できます。ロール軸の設定箇所にコイツを固定しておけば、次回以降の設定が一瞬で完了します。
【手順6】チルト軸のバランスを取る
続いてチルト軸のバランス設定。設定ポイントが2つあり、しかも連動して双方に影響を与え合うので慣れないうちは難関です。片方を動かすともう片方のバランスが崩れたりするので、交互に調整しながら設定を詰めていきます。

〔作業A〕まず上の写真のようにカメラレンズを上に向けます。続いてチルト軸つまみねじを緩めてアームを左右にスライドさせながら、手を離しても右にも左にも傾かず水平保持できるポジションを探します。 出来たらチルト軸つまみネジを締めて仮固定します。

〔作業B〕続いて、上の写真のようにカメラレンズを前に向けて、 手を離しても前にも後ろにも倒れず、水平保持できるポジションを探ります。 尚、この作業はクイックリリースプレート上で直接カメラ位置をズラしながら調整します。出来たら1/4インチネジを締めて仮固定します。
EOS kiss M/英名EOS M50の干渉問題について
突然ですが、メーカーHPに公開されているCRANE M2 対応カメラ一覧表には、「M50、M5ご使用時、パン軸と軽微な干渉がありますので、干渉しないようにセッティングしてください。」との注意書きがあります。(英語圏モデル名“M50”=日本国内モデル名“EOS kiss M”)

今回、本記事で正にそのEOS kiss Mでのセッティング手順を紹介している訳ですが、この干渉問題が上の項で紹介した「チルト軸のバランス設定」に係って来ます。

元々はこの記事内でその対策を紹介していたんだけど、ボリュームが大きいので別記事にまとめなおしました。詳細は下記リンクから見てね!
CRANE M2の3軸バランスセッティング(その2)
【手順7】パン軸のバランスを取る

いよいよ最後、パン軸のバランス取りです。まずはパン軸を固定している赤いラッチを解除、続いてパン軸つまみネジを緩めると、アームを引き出して左右にスライド出来るようになります。

続いて上の写真のようにジンバルを30°程傾けても上に載せたカメラがグルん!と回転しないポジションを探します。前後左右どの方向に傾けても上のカメラが動かないように調整出来たらパン軸つまみネジを締めてアームを固定、設定完了です。
まとめ
以上でCRANE M2へのカメラセッティングおよびチルト・ロール・パン3軸のバランス調整作業は終了、電源スイッチを入れることが出来るようになります。電源ONした後も、スマホアプリとの連携やカメラとジンバルとの連携操作etc.設定すべき事柄はいくつかあります。

ここまで来れば準備の過半は終わったも同然。でも大分説明が長くなったので、今回の記事はここまでとします。追って残りの設定項目を解説した記事もアップする予定です。
コメント
素晴らしい解説、感謝致します。
幾つかのサイトでチャレンジしてましたが、こちらでバッチリ
調整出来ました。私が乗せているのはRX100M7ですが、お陰様で
心配なく動画を撮ることが出来ます。
参考になって何よりです、苦労した甲斐がありました!