〔EOS Kiss Mの練習〕ミラーレス一眼でボケ感のある写真を撮ろう!

カメラの話題

こんにちは、すけ氏です。

こいしゆうかさん著「カメラはじめます!」を見て、これなら自分もできるかな?と思い、初めてミラーレス一眼カメラ(EOS Kiss M)を買いました。

ふんわりとした読みやすい漫画で、とても分かりやすい本ですが「これ一冊読んで実践できれば、立派に中級者レベル」というAmazonレビューを信じて早速練習開始です。

これは他の趣味の経験から思うのですが、何かをイチから覚えるときは全てを分かろうとせず、“できることを一つずつ増やしていく”。これ、大事。

そういう訳で、毎回テーマを決めて練習することにしました。

今回のテーマ「ボケ感のある写真」

本の通りに撮ってみるとホントにボケました。

まぁ見ての通りいきなり撮れてしまってますが、デジタル一眼カメラを初めて買った初心者が、どのようにカメラを使ってボケ感のある写真を撮ったのか?さっそくいってみたいと思います。

ズームする?しない?

まず、本にならってカメラはA(Av)モードで撮影しました。このモードでは、自分で「絞り値(f値)=写真のボケ具合」を設定することができます。

f値を小さくする=背景がボケる
f値を大きくする=背景までくっきり

ということなので小さいf値で撮影したいのですが、問題発生。この時、EOS Kiss Mについてきた“標準ズームレンズ”を使っていましたが、最小3.5のf値がズームすると勝手に6.3まで大きくなってしまうのです。

本には「ズームできるレンズは一番ズームした状態がボケやすい」とも書いてありますが、さて?「ズームしないでf値3.5で撮影する」vs.「ズームしてf値6.3で撮影する」どっちが正解でしょう?

先程の写真はテキトーに撮ってしまい、比較再現が難しかったのでこんな形で実験してみました。カエルくんの箸おきを並べてカメラの位置を固定、ズームする/しないを比較してみます。

ズームしないでf値3.5で撮影した写真

ズームしてf値6.3で撮影した写真

どうでしょう?まあどっちも背景ボケてますけど「ズームしてf値6.3で撮影した写真」の方がボケ具合が大きいですね。

どうやらズームレンズを使ってボケ感の大きな写真を撮りたいときは、「まずズームするのが優先。その上で、できるだけf値を小さくする。」のがコツのようです。

f値によるボケ具合の差

次は、同じ構図でf値の違いによるボケ具合の差を見てみたいと思います。今度はより小さなf値を設定できる、単焦点レンズに交換して撮影してみました。

f値が大きくなるほど、どんどん隣のカエルくんがくっきりしてきます。

f2.0で撮影

f2.8で撮影

f3.5で撮影

f5で撮影

f8で撮影

f11で撮影

f18で撮影

意外だったのはf値がf8付近まで大きくなっても、、背景の壁面や扉は比較的しっかりボケ感が残っていた点です。

被写体とカメラの距離

主役と背景の距離差もボケ感を生む重要な要素ということなので、この点を気をつけてあげるといわゆる“明るいレンズ”でなくても、ボケ感を演出することが出来そうです。

ズームレンズをズームすることで多少f値が大きくなっても、ちゃんとボケ感のある写真が撮れるのは、この辺も関係してるのかもしれません。

まとめ

という訳で、今回の練習のまとめです。ボケ感の大きな写真を撮るには・・・

  1. 小さいF値ほどよくボケる
  2. ズームできるレンズは一番ズームしたほうがよくボケる
  3. 被写体とカメラの距離は近いほど、被写体と背景の距離は遠いほどよくボケる

ということでした。

今回は練習としてひたすらボケ感を大きくすることを目指しましたが、慣れてきたら上の要素をコントロールして「適切なボケ具合」の写真が撮れる練習もしてみたいと思います。

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