こんにちは、すけ氏です。
え~。今日は悲しいお知らせがあります。我が家の写真データ全てを保存していた外付けハードディスクが読めなくなりました。
な・・・なんだってーーー!!!
我が家のハードディスク、読めなくなったってよ!
という訳で、外付けハードディスクがぶっ壊れました(マジ話です…)。HDD内ファイルの大半を占めるjpgファイルはGoogleフォトに、RAWファイルはAmazonプライムフォトへと割とこまめにバックアップしてあったので、致命傷ではないハズ…。
しかし「ドローン空撮のRAW画像はバックアップしてなかった…。」とか、「4K動画はGoogleフォトじゃ元サイズを保ってないよな…。」とか、思い起こせば色々不備も出てきて、なにせ何の前触れもなくドライブが読めなくなったので「ホントに写真ファイルだけだっけ?もっと重要なファイルもあったような!?」と疑心暗鬼に。
結局、「フォーマットしますか?」⇒「はい!」という即断を下すことが出来ず、今回は勉強も兼ねてデータを救出することにしました。
データ救出の為に準備したもの
一口にハードディスクが読めなくなった!と言っても原因は色々。一番厄介なのがディスクの物理的故障というヤツで、極端な話「水没!」とか「中からカシャン、カシャンって異音が!」といった、物理的にダメな感じだと個人レベルでの対処は絶望的です。
しかし、今回の上の症状のように「フォーマットしますか?」と聞かれたり「F:にアクセスできません」的なエラーです。少なくともPCはドライブの存在を認識している訳ですね。また、ハードディスクの様子を観察する限り電源は入るし異音はしません。これならデータ復旧ソフトでイケるかな?ということで早速調達してみました。
データ復元ソフト
今回購入したのがこちらの「ファイナルデータ11plus 特別復元版」。同じようなソフト「EaseUS 復元」とどちらを買おうか迷いましたが、“ファイナルデータ”の名をどこかで聞いた覚えがあり、まあこの手の品はシェアNo.1を買っとけば間違いなかろう…と決定。
また、このソフトはパッケージ版であればパソコンが起動しない時にUSBメモリからブートしてデータ復旧作業を行えるUSBメモリが付きます。これは今回の外付けハードディスクデータ救出作業には関係ない機能ですが、今後を考えダウンロード版ではなくパッケージ版を選択しました。
救出データの避難先となる新たなハードディスク
データ救出ソフトは不具合を起こしたドライブからデータを吸い出しはしてくれますが、ドライブそのものを元通り使えるよう直してくれる訳ではありません。
つまり仮に上手く行ったとして、データの復元先が必要ってことね?
母艦となるパソコンに十分な空き容量があれば良いですが、ない場合は別途外付けハードディスクなり、メモリースティックなり、データの復元先を用意しなければなりません。
今回不具合起こしたハードディスクは写真やら動画やらをたっぷり保存していて、その容量は1TBに迫っていました。仕方なくデータの移住先として、倍の容量がある上の新しいハードディスクを調達することに。
データ復元作業
さてようやく準備も整ったので作業開始です。ファイナルデータパッケージ版のUSBをパソコンに差すと、下記のような案内が出ます。
パッケージ版の場合インストールしなくてもUSBからのソフト起動も可能ですが、今回は母艦となるパソコン本体には何の不具合もないので、ソフトをインストールしてから作業する手順としました。(インストール作業は次へ、次へで終わる一般的なものでした。)
早速ソフトを起動します。ウィザードが立ち上がり、今回の目的は「ファイルの復元」なので対応するボタンをクリック。
どのような状態となったデータを復元したいのか?聞かれます。今回は「ドライブが正常に認識できない場合」に該当するので、そこをクリック。
どのドライブが読めなくなったのか?を指定します。今回壊れたのは我が家のTranscend製ハードディスクで間違いないので、それを選択して「次へ」をクリック。
するとドライブスキャンが始まります。今回この作業には約15分程要しました。不具合が起きたハードディスクの容量や、作業主体となるパソコンの性能によっても必要時間は変わってくるものと思われます。
失われたファイルを検索したい物理ドライブ内のパーティションを選択してください、と出て来ました。今回は選ぼうにも1つしか存在しませんので選択して「次へ」をクリック。
すると読めなくなっていたハードディスク内のフォルダ一覧が出て来ました!ちなみに、この画面でフォルダ階層を下に降りてどのフォルダにどのファイルが入っているかも確認できました。(※個人的なデータなのでフォルダ名/ファイル名はモザイクをかけてます。)
ファイル復元は全データまたは、チェックボックスによる選択で復元したいデータだけを選んで復元することも可能です。
データはまるっと復元できる?
今回はサルベージ先のドライブに容量十分な新規ハードディスクを準備したので、まずは思い切って全データ復元を選択、クリック一つで全テータ復元できたら大成功ですがさて…。下のような画面となって長いデータ救出作業が開始されました。
・・・
・・・
・・・30分経過
・・・
・・・フリーズしてるね
まあ、やっぱりそんな上手い話はないですかね…。総量1TBに及ぶ膨大なデータを一気に取り戻せると踏んだのが甘かった?のか。仕方なく方針を切り替えて、フォルダ単位での復元を試みる方向性に切り替えました。
復元率13%
その後、フォルダごとに復元をかける方向でやってみたのですが。どうやら特定のファイルで復元につまづくらしく、同じ個所に差し掛かると何度やってもフリーズする感じでした。しかも復元を試みるとフリーズする地雷ファイルは複数あって、どこに地雷があるか分からないので非常~に地道な作業。
結果発表!復元ソフトが認識した不具合ハードディスクのデータ総容量は931GB、色々やって用意したハードディスクに吸い出せたデータ総量は124GBでした!データ復元率にして約13%かな。
ん~思ったよりショボかった?
そうだね。不具合ハードディスクのフォルダ構造や、どんなファイルが入っているか?はエクスプローラー風に全部追えたんだけどね。そこから実際に復元できるか?が厳しかった。
まとめ
今回の作業、復元率13%で数字としてみればかなり厳しめ。ただ、復元をかけるとフリーズする地雷ファイルを避けながらファイル単位での復元まで試みれば、もっと救えるファイルもあったはず…という感触でした。
今回消失したファイルはその大半がGoogleフォトもしくはAmazonプライムフォトにバックアップを取っていたものと同じと確認できたので、そこまで面倒な追いかけをしなかった結果とも言えます。
不具合ハードディスク内のほぼ全ファイルのファイル名やフォルダ構造は確認できたから、そういう見極めが付けられたとも言える。
ハードディスクの不具合原因はホント色々なので、復元ソフトを使ってどこまで復元できるのか?また、フォルダ内はどこまで見えるのか?ハッキリ言ってケースバイケースだと思います。
実際、Amazon製品レビューでも「復元できた!」という声と「出来なかった!」という声が入り混じっていますが、少なくとも私の場合はこれで読めなくなったハードディスクの中を確認できたおかげで、一部どうしても!というファイルは根性で助け出して後は諦める決断が下せました。
こういうソフトを使うかどうかは、ひとえにソフト価格と中のデータの貴重さのバランスですが、どうしても諦めきれない、気になるという場合は試してみる価値はあると思います。
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