こんにちは、すけ氏です。
久々にスキレットでローストビーフをつくりました。ローストビーフのつくり方は色々ありますが、スキレットなら「焼く」⇒「放置」で完成するのでオーブン要らず!早速、つくり方を紹介したいと思います。
スキレットでローストビーフをつくる
◆材料3~4人分:牛肉(500g)、クレイジーソルト(適量)

今回はモモ肉で作りましたが、肩ロースも美味しいよ。
肉の下ごしらえ

北海道産の黒毛和牛ももブロック肉523g
冷たいままの塊肉だと中まで火を通すのが難しいので、焼く1時間くらい前に冷蔵庫から出して肉を常温に戻してから焼きます。

肉がぶ厚いのでしっかり調味料をつけて、少し置いてなじませます。
同時に下ごしらえも。クレイジーソルトをメインに、カルディで買ったイタリアンハーブなどを適当にすりこみました。もちろん、シンプルに塩と黒胡椒だけでもOKです。
1面3~5分づつ焼いていきます
予熱したスキレットで1つの面を3~5分くらいかけてゆっくりと焼いていきます。

炎の先端がスキレットにあたるかあたらないか?程度が目安。
最初に中火でスキレットをしっかり予熱したら、その後はずっと写真程度の火加減です。
1面5分の焼き加減でこんな感じ。多少焼く時間を間違えても、スキレットなら肉が焦げることはまずありません。
6面全部焼き終えたら、こんな感じ。見た目はもう食べれそうですが、そう簡単にぶ厚い塊肉の中まで火は通りません。実際、この段階では中は生のままです。

トングでつつくと内部からポヨンと生肉の感触が返ってくるよ。
ここで一旦スキレットから肉を降ろします。
焼いた時間だけ寝かせて余熱調理
熱々の肉を手早くアルミホイルに包んで30分ほど寝かせます。いわゆる余熱調理というやつで、この間に肉表面の熱が内部までじっくりと浸透していきます。レアが好きな人はそのまま常温までさまして完成!でもよいのですが、我が家では「ナマっぽいのは苦手」という家族の好みにあわせて、もう1回火を入れます。
余熱料理2回目
2回目の焼き時間は10~15分程度と最初より少なめ。先ほど内部に熱を伝えて温度が下がった肉の表面に、もう一度熱を溜めていくイメージでスキレットの上でまんべんなく塊肉を転がします。
肉がアツアツになったら、もういちど先程のアルミホイルに包んで2度目の余熱調理。肉の粗熱がとれて常温近くになるまでほったらかしたら完成です。

常温になるのを待たずに肉が熱い状態でナイフを入れると、肉汁がドバっと流れ出てしまうので要注意。
こちらが完成品。
自作すれば手軽にローストビーフ食べ放題ができますよ!
(おまけ)グレイビーソースつくり
◆材料:玉ねぎ(みじん切り)1/4個、赤ワイン50cc、しょうゆ25cc、みりん25cc、鶏ガラスープのもと小さじ1/3、ローストビーフの肉汁(余熱調理の際にアルミホイル内に溜まったもの)、バター小さじ1

シンプルにポン酢やわさび醤油で食べても美味しいのでソース作りは省略してもOKですが、参考まで。
まず玉ねぎ半個程度をみじん切りにして、飴色になるまで炒めます。炒まったら、赤ワインを50Cc入れてアルコールを飛ばし、醤油とみりんを25Ccづつ追加。
鶏ガラスープの素と肉汁も加えて、量が1/3位になるまで煮詰めます。煮詰まったら火を止めてバターを入れたら完成!

ソース単体でも「そのままご飯にかけたくなる」味がします
今回使ったスキレットについて

コールマンクラシックアイアンスキレット
スキレットとは本来キャンプとかアウトドア料理で使用する鋳鉄製のフライパンです。焚き火を使う屋外料理ではコンロと違って細かい火の調整なぞできません。
しかし、スキレットは恐ろしくぶ厚い鉄の鍋肌でこうした火加減のぶれを吸収、調理中の食材にゆっくり均一に熱を伝えてくれる素晴らしい性能をもっています。

誤解を恐れずにいえば、スキレットを使うだけで雑な火加減でもプロの仕上がりに。我が家では肉焼きに愛用してます。

弱点は27cmサイズで2kgオーバーという重量だな。手入れ方法もちょっと特殊だぞ!
スキレットについては、そのうち詳しく書いてみたいと思います。
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