こんにちは、すけ氏です。
2019年6月梅雨入りのタイミングで東京湾のマダコ釣りに行ってきました。例年4月下旬GWのはじめに解禁を迎える富津のマダコ釣り。盛期は夏ですが、今回はちょっとフライイング気味での釣行です。
マダコ釣りで定評がある内房富津港“川崎丸”のお世話になってきました。
マダコの釣り方
長年船釣りをやっていますが、思えば東京湾でのマダコ釣りは中々特殊な釣りです。まず使う道具は船宿貸し出しの手釣り糸と錘50号を背負ったタコテンヤのみ。
今時、竿もリールも使わないシンプルな手釣り。狙う水深が10mなら予め掛け枠から10m分+αの糸を出しておき、カニが付いたタコテンヤを海中に投げ込む。底に着いたら小さく上下にヒョコヒョコと動かして「ここに美味しいカニがいるぞ~」とアピール。
カニといってもこんな風に足はもがれてるは、腹丸出しでぐるぐる巻きに縛られてるわで、人間の目から見たらなんとも不自然極まりない物体です。しかしタコはそんな細かいことは気にしないらしく、カニの白いお腹が大好きなので、コレにぶわっと8本の足を広げて覆いかぶさって来ます。
タコがテンヤに乗るとグニューっとした感触と共に、さっきまで細かく上下に動かすことが出来たテンヤが動かなくなります。そしたら、完全にタコが上に乗るまで3~5秒ほど待ってから腕のストロークを目いっぱい使って大合わせ!間髪入れずにそのまま糸を手繰り寄せれば一丁上がり。
マダコ釣りは運が7割、腕が3割
とはいえ、マダコ船の釣果は良くて一人で4~5杯、運が悪ければボウズもあり、出船から沖上がりまでの6時間、ひたすら海底をコツコツと小突き続ける地味~な釣りでもあります。小学生なら恐らく3分で飽きる作業をよく毎回6時間もやってられるな~と我ながら感心ですが、何が楽しいかというと…これがまた謎。
あえて言うなら重いテンヤを手釣りで海中に沈めているので、手先の感覚に集中すれば海中の様子は正に手に取るように伝わってきます。ガシガシ、キンキンといった金属的な感触はテンヤが海中の硬い岩場を通過中である証拠。これが砂場だとサクサクとした感触に変わります。
慣れてくれば船上にいても海中の様子をイメージできるのがちょっと楽しい…かも…。
まあでも気分次第だよね。何かの調子に集中力切れちゃうと睡魔に襲われることも度々…。
しかし海中の様子が分かるならタコも沢山釣れるのでは?と思えば、さにあらず。川崎丸の船長曰く「マダコ釣りは運が7割、腕が3割」。釣り人が海中の気配を察知していようがいまいが、タコには関係ない話。誰のテンヤに乗って来るかは運次第、そのタコが大きいか小さいかも運次第。
グニュっと乗りの感触が来て合わせた時にズシっと重みが乗るか?軽々と上がってしまうか?合わせる瞬間はほんとドキドキものでクセになるよ。
スカっと空振りやガシっと根掛かりの時もあるけどね!
今回は残念ながら小ダコ多数
さて釣果は?というと、200g(リリース)、300g、500gの3杯でフィニッシュ。これが1~2kgクラスで揃っていたら大満足でしたが、残念ながら今回は運に恵まれず。この日は船中30杯以上タコが上がるも9割が小ダコという日でした。中には2kg、3kgオーバーを獲った人もいたんですけどね。
2019年の東京湾はかなり小タコが湧いているようです。船に限らず釣り公園など岸からも凄い数のタコが釣れていますが、いかんせん小さい!
でもタコは成長が早いから、梅雨明け~夏の盛期には食べごろサイズになって爆釣の予感がするよ!
今回の成績(☆☆☆★★)
〔本命〕
・マダコ200g⇒キープサイズに満たずリリース
・マダコ300g、マダコ500g
【釣魚料理】
マダコ:刺身、から揚げ、タコ飯
【タックル・仕掛】
仕掛:手釣り糸30号にタコテンヤ50号
※船宿貸し出し
【エサ】ワタリガニ(船宿支給のタコテンヤに装着済)
【費用】 乗船料9,500円/テンヤ紛失代チケット2000円
※テンヤチケットは根掛かり等で紛失なければ下船時に全額払い戻し
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