東京都江戸川区「須原屋」から東京湾カワハギ釣りに行ってきました

こんにちは、すけ氏です。
12月1週目の土曜日、冬の味覚カワハギの肝和えをGETしに東京都江戸川区の船宿“須原屋”さんから東京湾カワハギ釣りに行ってきました。カワハギは可愛いおちょぼ口でツツくようにエサを食べるので釣り針にかかり難く、エサ盗り名人とも呼ばれる魚です。

釣れ模様

船が向かった先は千葉県竹岡沖。関東在住のカワハギファンなら誰もが知る有名ポイントであり、連日多くの釣り船が集まる激戦区でもあります。今回は湾奥からの出船で現地までの航程約1時間半、遠目に羽田を離発着する飛行機など眺めながらのんびり過ごしてしていましたが…。

富津岬を超えた辺りから少し風波が立ってきて、移動中は船首が砕いたスプレー飛沫が飛んでくるように。ポイントに到着すると波は釣りに支障ない程度でしたが、強めの西風の中でのスタートとなりました。

早速胴付き3本針にアサリ餌を付けて投入すると、仕掛けはやや船下に入り込むように流れて行きます。意識してとった釣り座ではありませんが、運良く潮先側を確保できたようです。

最初は底トントンから仕掛けを上げたり下げたり、揺らしたりしていましたが当たりなしでエサも盗られず。そこで素早い叩きを入れてみると止めたところでコン！と魚信が来て開始15分程で１枚目ゲット。

そして同様に緩急の差を意識した誘いでまたコン！と来て１枚追加。どうやら手が合って来たようで、桶の中のカワハギが順調に増えて行きます。開始1時間経たないうちに5枚前後、「これはいいペースじゃないの？」とほくそ笑んでいたら、さらに良型の手応え。しかしこれはお隣とのお祭りでバラシしてしまいました。

するとアタリが止まりました。

しかし、見まわすと船中全体釣果が止まっている感じ。それならと序盤から竿を休め、持参のサンドイッチなど食べて釣れてる人特有の余裕などカマしてみます。しかしこれがいけなかったのか、再び船中ぽつぽつと釣れ出しても、その波に乗れませんでした。

出だしの好調で「これなら“つ抜け”くらい余裕でしょ？」と油断してたら大間違い。中～後半戦はヒーヒー言いながら時速1枚前後の拾い釣りで、最終的に泣きの９枚でタイムアップ。

今回の成績（☆☆★★★）

帰宅後に船宿釣果をチェックしたら、13～31cmが0～28匹。2番手は15枚が2名、そこから13枚、12枚、11枚と続き、合計は左舷64枚・右舷118枚の船中で182枚。この中での9枚釣果はまぁそこそこ頑張ったかな！といった辺りの自己評価★×3。

ちなみに型は竹岡沖らしい中小型主体、人によって20cm後半～30cmクラス良型が1枚混じるか混じらないか？といった感じでした。

当日は強い西風で船の向きが終始一方向に固定されてしまい、釣り座による潮先・潮下の有利・不利がモロに出た感じでした。もう少し凪いでいれば船長が船の流し方を工夫してくれたでしょうが、あの強風下ではそれも難しかったのかなと思います。

〔本命〕カワハギ１５～２２ｃｍ×９匹
〔外道〕トラギス×２匹

【タックル・仕掛】
ロッド：ＳＨＩＭＡＮＯステファーノCi4+
リール：ＳＨＩＭＡＮＯステファーノCi4+（PE1号）
仕掛け：ＤＡＩＷＡカワハギワンデーパック（針スピード7.5号）

【エサ】マルキューカワハギゲッチュ（船宿購入1,700円）
【費用】 乗船料8,500円（前回乗船時の500円割引券を使用）

反省点と次回試したいこと

1. 当日カワハギ釣りの基本“針先チェック”や“針交換”はマメにやったものの針種はスピード7.5号ハリス2号6cmで終日通してしまいました。風が強い日や指がかじかむ冬場は、つい船バックに仕舞い込んだ予備の替え針やら仕掛けやらを引っ張り出すのが億劫に。面倒臭がり人間は替え針を複数系統や長さ違いで一通り、家を出る前に、予めマグネットに貼っておかないとダメですね。
2. 定評通りちょっと辛口だった竹岡沖。次はワンサイズ小さい針や、低活性対策として10cmハリスの針など用意して臨んでみたいです。
3. 次頭15枚の倍近い28枚を釣り上げた竿頭の名人さん、どうもシマノフィールドテスター鈴木孝さんが提唱する“スナイパー釣法”をやっているように見えました。それも“横の釣り”を多用している風に見えたので、勉強してみたいと思います。

釣魚料理

今回は釣ったカワハギ9匹全て刺身にしたら、大人4～5人前の分量になりました。当然、カワハギの肝（キモ）をたっぷりあえた肝醤油でいただきます。

カワハギの刺身それ自体は淡白かつ上品な白身ですが、濃厚なキモの脂を纏うと全く次元の違う食べ物に。これを炊きたての白飯にかけると、飯がすすみすぎてヤバいです。また、以前は捨ててしまっていた頭部などのアラも、皮を剥いで味噌汁にしたら美味しかったです。