こんにちは、すけ氏です。
魚を〆たり捌いたりするためのナイフや包丁は、釣った魚を美味しく食べるための必需品。という訳で、今回は小学生以来ドップリと釣りにハマってきたすけ氏が、自分自身が使ってきて便利さが身に染みた包丁を紹介してみたいと思います。
一本でほぼ全ての作業をカバー!
釣りを十数年やっていると出刃包丁、刺身包丁、各種ナイフetc.様々な得物が増えて来るのですが、実は私の場合「ほぼ8割の作業をこれ一本で賄っている包丁」が存在します。それがこの一般的な出刃包丁に比べて刃渡りが短い、いわゆる「小出刃」包丁です。
上の写真が長年使い込んだ実物。見た目はくたびれていますが、刃は鋭く十分に現役です。刃渡りはおよそ11cm、この程度が海釣りで最もポピュラーな20~40cmクラスのアジ・サバ・イサキetc近海の魚を捌くにはベストです。
扱いに慣れてくれば50~60cm程度の大型魚までイケてしまうので、我が家ではいわゆる一般的なサイズの出刃包丁の出番がほぼありません。
どうして小出刃に行き着いたか?
本来、釣った魚を捌くには上のような「出刃包丁」と「刺身包丁」の2種類を使い分けます。丸の魚の頭と鱗を落とし、身を3枚下ろしにして柵取り=いわゆるスーパーに売っている切り身状態にするまでが出刃包丁の仕事。そして柵取りされた切り身を、綺麗に角が立った刺身に仕上げるのが刺身包丁の仕事です。
ちなみにどちらか一本を選ぶなら、必須なのは出刃包丁。刺身包丁は切れが良いペティナイフetc.でも代用できるけど、魚の頭や背骨を切り落とすような荒仕事は出刃でないと、どうにもなりません。
釣った魚を食べるために一本だけ包丁買うなら、出刃って訳だ。
出刃包丁の大きさについて
基本的に包丁のサイズは切る食材の大きさを基準に選びます。釣りで使う包丁ならよく釣る魚の大きさに合わせて選べばOKなのですが、 ごく一般的に出刃包丁として売られている刃渡り15cm程度の中出刃包丁は多くの釣り人にとって大きすぎるのでは?と思っています。
自分の場合、海ならアジ・サバ・イサキとか、淡水ならトラウトとか20cm~40cmクラスが多いから、小出刃の方が小回り効いて使いやすいんだよね。
釣りにおススメの小出刃包丁
という訳で自分の場合は多分一生これを使うのだろうな…という包丁を既に持っている訳ですが、もしこれから釣りで使う包丁を新たに一本選ぶなら、この辺が便利では?という品を2~3紹介してみたいと思います。
G・サカイ アウトドアデバ
G・サカイのアウトドア用出刃には専用のシース(鞘)が付属しています。個人的に刃物を外に持ち出すにはシース(鞘)が必須だと思うのですが、実は出刃包丁にシースが付属する製品は珍しく、探してもそうそう見つからないのです。
シース(鞘)がない包丁は外に持ち出すために新聞紙やダンボールで包んだり、それが破れたり格好悪かったり色々面倒くさいのです。
専用のシース(鞘)がある。ただそれだけで釣り好き、アウトドア好きの人には刺さる魅力があるな。
G・サカイ ニューサビナイフ6仔鯱(右用)
包丁で使われる金属には大きく分けて「鋼(ハガネ)」と「ステンレス」が存在します。潮風の当る場所へ包丁持ち出すなら当然錆びにくいステンレス製を選ぶべきですが、実はそのステンレスにも色々な種類があります。
G・サカイのサビナイフシリーズにはその名の通り、特に錆に強いH-1という鋼材が使われています。包丁を釣り場まで持っていって刃に海水が掛かるような環境で使うなら、このシリーズはおススメです。
ステンレスは「Stain(錆び)」が「less(少ない)」という英語表記の通り、そもそも錆びにくい素材ですが、全く錆びない刃物鋼材は存在しません。いくら錆びにくい鋼材とはいえ、付着した汚れは早めに拭き取る、家に帰ったら洗って乾かすetc.最低限のお手入れはやっておきましょう。
ジー・サカイは刃物の街として知られる岐阜県関市のアウトドアナイフ&包丁メーカーです。おススメポイントとしては、特徴のある鋼材を使った製品が多いことと、屋外での使用を想定して専用のシース(鞘)が付属する製品が多いことです。
藤次郎プロ
一方、包丁を釣り場や野外に持ち出すつもりはないし、魚を捌くのは家に帰ってから!というのであれば、藤次郎プロの製品は切れ味も良くて使いやすいのではないでしょうか?
まとめ
以上、現在愛用しているアウトドア用包丁とおススメ包丁の紹介でした。釣りをする人はまず出刃を一本買うと、料理の世界が格段に広がりますので参考になれば幸いです。
ところで、持ってる包丁とおススメの包丁がメーカーも品物も違うのは何故?
手持ちのRYOBIアルマー“デェイバーM”は絶版でもう売ってないのよ。G・サカイの包丁を勧めるのは、確証はないけどデェイバーMをOEM製作したのがG・サカイじゃないかな?と推測しているからだね。
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