こんにちは、すけ氏です。
先日4K空撮ができるDJIドローン“Mavic Air”を購入してMicro SDカードを新調しました。4K動画はこれまで主流だったフルHD動画に比べて約4倍のデータ量があるので、撮影にはUHSスピードクラス3またはビデオスピードクラスv30以上のSDカードが必要になります。
MavicAirやGoPro、INSTA 360、Osmo MobileまたはActionなど手軽なガジェット類での4k撮影であれば個人輸入に手を出す必要はないと思いますが、こういった事情も踏まえてコスパの良い4K撮影用Micro SDカードはどれか?自身の備忘録を兼ねて紹介したいと思います。
4K対応、おススメのマイクロSDカード

SDカードを容量別に紹介すると切りがないので、今回は4K動画が約2時間前後録画できる64GBモデルを選びました。
SanDiskのExtremePROシリーズ
SanDiskのExtremePROシリーズは、ドローンに限らずGoProやINSTA 360、Osmo MobileまたはActionなど4k撮影可能なガジェットで使うなら定番中の定番です。
これを買っておけば間違いなしの逸品ですが国内正規品を家電量販店などで買うと激高なので、Amazonなどで並行輸入の海外パッケージ品を探すのがリーズナブルに入手するコツ。並行輸入品には国内サポートがありませんが、そこを割り切ってしまえばこれだけ安く入手できます。
保証がないのは嫌という人は、若干値段は上がりますが販売店による3年保証付き販売品もあります。
SanDiskのExtremeシリーズ
ExtremePROと同じサンディスク製で一つ格下のシリーズですが、4K撮影に必要な性能はしっかり満たしています。国内正規品を家電量販店で買うと高価、海外パッケージ品や並行輸入品を探せばリーズナブルといった辺りの事情も一緒。
保証がないのは嫌という人は、若干値段は上がりますが販売店による3年保証付き販売品もあります。
最安値を狙うならAmazonでこのMicroSDカード
上記SanDisk製に比べればブランド力で劣りますが、日本サムスン製UHS-I U3対応の128GBMicroSDカードはAmazonでアンダー2,000円+α程度の圧倒的コスパ。
サイバーマンデーやタイムセール祭りなどのセール開催時には更なる値下がりも期待でき、Amazon.co.jpが販売する、新品製品(日本国内正規品)なら10年保証もついて来ます。
(※注:以前は上記ブランドの64GB製品をおススメしていましたが、メーカーモデルチェンジがあったためリンク先を後継製品に切り替えています。)
4K対応でないSDカードで4K撮影するとどうなる?
参考まで私が4K対応でないSDカードを使っての失敗談も紹介しておきます。実はMavicAirを購入した際、家に32GB(Class10)とまぁまぁ容量のあるMicro SDカードが余っていたので、モノは試しと使ってみました。
写真はOKだったが動画は…

4K動画を撮影できるドローン、DJI Mavic Air
余りモノのSDカードを機体に挿してDjiGo4アプリも正常に認識、アプリ操作でフォーマットした上で空撮を開始。しばらくフライト&静止画撮影を順調にこなして別段不具合もなかったのですが、動画撮影に切り替えてしばらくすると、DjiGo4アプリにError(エラー)の文字が出現。
何事かと機体を戻してSDカードを確認すると、確かに撮影操作をしたはずの動画が全く記録されていませんでした。一方、エラーが出る前に撮影していた写真(静止画)は正常に記録されていました。
4K動画撮影に必要な性能とは?
4Kなど重たい動画を録画する際にSDカードに求められる性能は、UHSスピードクラス3またはビデオスピードクラスv30以上の『書き込み速度』と言われています。
動画撮影はカメラが次々に写し撮るデータをSDカードに同時進行で書き込む作業。私の場合、書き込みが遅いSDカードを使っていてために遅延が発生 ⇒ データが溢れてエラー発生 ⇒ 記録がふっ飛んだ…という結末に至ったようです。

Class10といったら一昔前まで、速いSDカードの代名詞だったのに…。

写真(静止画)撮影の時は撮影 ⇒ 次の撮影の間が空いていたので、書き込みが遅いSDカードでも正常に記録を残せたみたい。
4K撮影OKなSDカードの見分け方
私のおすすめSDカードは記事冒頭で紹介済ですが、どういう基準で4K撮影に適したSDカードを選ぶのか?を知りたい方向けに簡単に解説します。
下記の図はメモリカード規格を策定する規格団体、SDアソシエーションホームページからの引用ですが、下の図に載っているSDカードの3つの規格、「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」および「ビデオスピードクラス」の表示ロゴをそれぞれ覚えておきましょう。

メモリカード規格を策定する規格団体、SDアソシエーションホームページhttps://www.sdcard.org/jp/より画像引用
次に、SDカードのどこを見れば4Kに対応するUHSスピードクラス3またはビデオスピードクラスv30以上の『書き込み速度』があると判るのか?を見ていきます。

UHSスピードクラスとビデオスピードクラス、両方の表記がある例

そういや、以前そこを早合点して“最大”書き込み速度30MB/secのSDカードを買って「失敗した!」って騒いでたよね(笑)

今回紹介したマイクロSDカードなら一番安価な日本サムスン製でも最大書込速度60MB/secのメーカー公称スペックがあって、4K撮影もバッチリです。
まとめ
ここまでいくつかのマイクロSDカードを紹介して来ましたが、最後に私が使っているのはコレという品を明かして記事を終わりたいと思います。
ハイ、紹介した中で一番安いやつですね。私が使っているDJIドローン、MavicAirの4K撮影は4K 30fpsという一般的なフレームレートによる撮影なので、これでイケています。
(※注:以前は上記ブランドの64GB製品をおススメしていましたが、メーカーモデルチェンジで終売となったため、リンク先を後継製品に切り替えています。)
もしDJI Phantom 4 ProやMavic2など4K 60p撮影が可能なドローン、またはGoProやINSTA 360、Osmo MobileまたはActionなどで、4K 60pまたはそれ以上のフレームレートでの撮影を多用するなら更に扱うデータ量が増えますので、4K対応品の中でも評判の良いカードを用意したいところです。
若干値段は上がりますが販売店による3年保証付き販売品はこちら。
以上、4K撮影に適したマイクロSDカードについて自身の備忘録を兼ねた紹介でした。
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