こんにちは、すけ氏です。
先日デカトロン幕張店で大人向けのキックボード、OXELO(オクセロ)Town9 EF V2を買ってきました。“やんちゃなキッズ”または“若者”向けイメージが強いキックボードですが、海外では大人の手軽な移動手段として人気があり、高級感があるモデルも存在しています。

自他共に認める運動音痴なのに、なぜキックボードを?

3歳になった息子君がストライダー大好き。移動速度がどんどん速くなって、歩いて追いかけるのは大変なんだ。
大人向けキックボードの選び方
今回のキックボード購入にあたって、大人が買う際にはどんな性能を求めれば良いのか?調べまくったので、備忘録として要点をメモっておきます。記事後半では今回購入したOXELO(オクセロ)Town9 EF V2に乗っての感想なども。
まずは耐加重をチェック
大人がキックボードに乗るとスピードが出ますし、長距離を走ることも多いので剛性に優れた=耐加重性能の高い製品を選びます。原則自らの体重+α程度のスペックでOKですが、標準体型成人であれば耐荷重90~100キロのキックボードならまず安心でしょう。
タイヤ(ウィール)の大きさと材質
キックボードは搭載するタイヤの径が大きいほど走行時の安定性と一蹴りで進む距離が伸びる反面、車体と折り畳み時のコンパクト性は損なわれます。
そして硬いタイヤは一蹴りで進む距離が伸びますが、段差や衝撃には弱くなるなど、タイヤの材質も走り心地に影響して来ます。

こうした傾向を踏まえた上で、いわゆる大人向けのキックボードは、200mm前後の大口径タイヤを採用するモデルが多いようです。

タイヤ素材はスピードが出やすいソリッドタイヤ(硬質ポリウレタン製etc.)が基本だけど、悪路に強く走行音も静かなエアタイヤも存在しているな。
サスペンションの有無
大口径タイヤを採用したキックボードでも凹凸の荒れた路面では振動が激しく、乗り心地が悪くなります。大人向けキックボードには衝撃を緩和してくれるサスペンション機構が付いているモデルも多いです。


ハンドブレーキの有無
多くのキックボードには後輪カバーを踏みつけ、摩擦の力でブレーキを効かすリアブレーキ機能がありますが、自転車のようなハンドブレーキを装備したキックボードもあります。



リアブレーキがあればハンドブレーキは不要って意見もあるけど、実際どうなんだろう?

乗り慣れた人は要らないだろうけど、最初に買う一台にはあったほうが安心だよね。
選び方まとめ
ここまでの情報を整理すると、大体以下の様になりました。
- 耐加重90~100kg(乗る人+荷物分程度の重量を上回っていればOK)
- 200mm(≒8インチ)前後の大口径タイヤ(ウィール)搭載
- タイヤ素材は舗装路面でのスピード重視ならソリッドタイヤ、悪路走破性や静粛性重視ならエアタイヤ
- サスペンション付き
- ハンドブレーキあり(後輪制動がおススメ)
店頭で実車を見てみる
ある程度予備知識を仕入れたら、可能であれば店頭で実物を見て、試乗まで出来ればベストです。自分の場合はOXELO(オクセロ)シリーズを扱うデカトロン幕張店が行動圏内にあったので、見て乗って検討して来ました。

実物を見たり試乗できれば、ネットでスペックを比較するだけでは実感が湧かなかった大きさ、重さ、ボディの質感etc.色々な情報が得られます。

とはいえ、大人用キックボードの実車を見れる…ましてや試乗できる店ってかなり貴重だよな?

国内最大のショッピングモール「イオンモール幕張新都心」や、同じく国内最大級のアウトドア専門店「アルペンアウトドアーズ柏店」を探した時ですら、子供用がちょろっと置いてあっただけだものね…。(2020.06時点)
デカトロン製TOWNシリーズ各モデルの違い
DECATHLON デカトロン幕張店で、中長距離の移動に適した大人向けキックボード全モデルを店頭試乗して来たので、Oxelo(オクセロ)の中で大人向けモデルとなる“Town”シリーズの違いを、簡単にメモしておきます。
Town5 XL
耐荷重100kgかつ200mm大口径タイヤを装備した“Town”シリーズの中で最もベーシックかつ安価なモデル。上位モデルとの主な違いは「ハンドブレーキなし」「ハンドル折り畳みは着脱式」「サスペンションなし」の3点。
OXELO (オクセロ) アーバン スポーツ キックボード 大人用 Town 5 XL
Town7 XL
フロントおよびリアにサスペンションと、後輪制動のハンドブレーキを装備した“Town”シリーズのミドルモデル。上位Town9との主な違いは「ハンドル折り畳みは着脱式」「ベアリングのグレード」「折りたたみ方法」の3点。
OXELO (オクセロ) アーバン スポーツ キックボード 大人用 Town 7 XL
Town9 EF V2
“Town”シリーズ上級モデルのTown9 EF V2はハンズフリー1秒で折りたためる“Easyfold”設計が特徴的。より高品質なABEC7ベアリング採用で、下位モデルより更に滑らかな走りを楽しめます。
OXELO (オクセロ) アーバン スポーツ キックボード 大人用 Town 9 EF V2
OXELO(オクセロ)Town9 EF V2
そんな比較をしながら、今回購入したのがコチラ。フランスの総合スポーツメーカー DECATHLON デカトロンのOXELO(オクセロ)Town9 EF V2です。買って1ヶ月ほど乗りましたが、高級感を感じさせるデザインでキックボードだけど“大人の為の乗り物”って雰囲気がGOODです。
堅牢感があるボディに前後ダブルサスペンションが効いて乗り心地は実に快適!タイヤの回転が良く、一蹴りでまだ進むの!?と思うくらい進みます。ハンドブレーキも利きすぎず、丁度良く止まってくれる感じ。

ハンドル折り畳みや、高さ調整、足元の滑り止め、転倒防止のスタンドなど、細かい処までよく考えられています。
折り畳んでもそれなりの大きさはありますが、上の動画のように慣れれば一瞬で折り畳み、あるいは展開騎乗できるので、自分のように普段車に載せて運ぶ場合は全く苦ではありませんでした。

後日オプション品の「子供を乗せるキックスケーター用キッズスタンド」追加購入して、子供も一緒に乗れるように取り付けてもらいました。
oxelo(オクセロ) 子供を乗せるキックスケーター用キッズスタンド
その他のおススメ〔大人向け〕キックボード
そういう訳で自分はデカトロンのOXELO(オクセロ)を購入したのですが、最後にギリギリまで購入を迷った他社製キックボードもいくつか紹介しておきたいと思います。
FRENZY|フレンジー
下2つはイギリス発のブランド、FRENZY|フレンジーのキックボードです。FR205DBが軽量アルミフレームにワイドデッキ、ハンドブレーキ、スタンド、ベルまで付いたフルカバーモデル。 下のFR205PPは悪路に強いエアータイヤ付属のSUVキックスクーターモデルです。
共通するのはデザインの良さ。欧米ではラストマイルビーグル(※)として大人もキックボードに乗る文化があるので、落ち着いたデザインの製品を見つけやすいです。
ラストマイルビーグルとは? ⇒ 電車やバスから降りて、歩くには遠いが車に乗るほどではない距離=ラストワンマイル(1-2km)の移動を楽にしてくれる乗り物。
JD RAZOR|ジェイディレーザー
ジェイディレーザーはキックボードの他、スケートボードなども扱う日本の会社です。日本市場の特性を反映した若者(あるいはキッズ)向け製品が目立ちますが、大人が楽しめるモデルも存在しています。
MS-138は大人が乗っても安心な耐加重90kgで前輪8インチ、後輪6インチのエアタイヤ採用モデル。ちょっとした段差でもショックが少なく走行も静かで、前後タイヤは後付でPU製(オプション品)に交換することも可能です。
コメント