こんにちは、すけ氏です。
先日2歳の息子君が椅子から落ちて腕を折ってしまいました。怪我より5週間、ようやくギブスも取れて本人元気にしていますが、ここに至るまでネットに様々出ている様々な体験談に助けられました。大まかな治療の流れと回復の目安が分かるって、気分的にとても楽になれますよね。

ついてはウチの息子君が回復するまでの様子も、記事にまとめてみることにしました。

骨なんて折らずに済むのが一番だけど、誰かの参考になればね。
骨折の経緯
それは夕飯の後、目の前で突然起こりました。大人用の椅子によじ登って机の上を一通り物色。飽きたのでお尻から慎重に降りようとしていた息子君。これまで何度か経験&成功させていた動作でもあり、大人の目から見ても特に危なそうな様子には見えませんでした。
ところが、もう少しで足が床につくかな?というタイミングで手を滑らせ後ろ向きに転倒!“ゴン!”と頭を打つ鈍い音と共に大音響の泣き声が!
すぐに駆け寄って打った頭を確認。幸い硬い床ではなく、落ちた高さも低い。しばらく様子を見ましたが“たんこぶ”すら見当たらないので、まずは一安心しました。しかし、肝心の息子君が泣き止んでくれません。
翌日整形外科で診察
結局、そのまま寝る時間になっても泣き続けた息子君。親子揃って訳もわからずクタクタになって救急ダイヤルに相談、翌朝紹介された病院(整形外科)を受診したところ、まさかの左腕骨折が判明しました。しつこく泣くにはそれなりの理由があったのですね…反省です。

腫れてきたとか、腕がプラプラしてたとか、折れたっぽい兆候はなかったの?

それが見て分かるような症状は全く…。落ちた時、とっさに手を出して突っ張っていたんだね。
病院では先生がテキパキと処置してくれて、息子君の腕はキッチリとギブスに固定されました。
ギブス生活スタート

さてこれが最初のギブス写真、関節丸ごと綺麗に固められています。大人の骨折なら腕を吊るのでしょうが、幼児は行動を制御できないのでこうなりました。仕方ないこととは言え、もちろんギブス生活には色々な不便があります。
〔初日~3日後程度〕寝返りが打てずに寝不足に
普段は大変寝相が悪い息子君ですが、ギブス装着当初は寝返りが打てなくなってしまいました。結果、夜中頻繁に目を覚ましては泣いてしまい、親子揃って夜泣きの悪夢を思い出すことに。

3日目位から慣れてきて、1週間もしたらギブスをつけたまま器用に寝返ってグーグー寝てたけどね…。

いくら固定したとはいえ、最初は痛みも残ってたんだと思うぞ。
大き目の服しか着れません
腕に大きなギブスを付けているので、ワンサイズ大きな服、あるいはよく伸びる素材の服しか着れませんでした。

着せやすいのは夏なら袖がないタンクトップとか、前が開くボタンシャツ、甚平とかかな。
お風呂はビニール&ラップで濡らさずに
お風呂またはシャワーはギブスを濡らさないように入らないといけません。やり方は色々あると思いますが、我が家ではこんなふうにスーパーの袋とサランラップを組み合わせて防水対策しました。


コストコの売場から有名になった特殊ラップ、プレスンシール(プレス&シール)を使うと密着性が高くて浸水を防ぎやすかったよ。
ギブスが段々匂ってくる
これは仕方ないですが、蒸れるし洗えないし夏だったし…でギブスが段々臭くなってきました…。

そろそろ何とかしたい!と思う頃に最初のギブスが外れるので、こればかりは…まぁ我慢するしかないね。
〔骨折から3週間後〕ギブスが半分になりました
骨折後は1週間毎に診察を受け、レントゲンを撮って様子をみながら骨が正しくつながりそうか?チェックしてもらいます。結果順調であれば3週間位で最初のギブスは卒業です。

次に着けるのはこんな形の半割ギブス。写真では分かりにくいですが、最初のギブスを半分に割ったような物体を腕に添え木として当てて、上から包帯をぐるぐる巻にして固定したものです。

ギブスには変わりないので常時装着が原則ですが、必要があれば包帯を解いて外すことも出来ます。

重さも約半分になって、通気性も多少改善するよ。
〔骨折から4週間後〕お風呂でギブスを外せるように
半割ギブスになってから1週間(怪我から4週間後)、骨の付き具合を見てくれた先生から「お風呂のときは外してあげてもいいですよ。」と許可をもらって、久々に腕周りを洗ってあげることが出来ました。これで匂い問題も解決です。
〔骨折から5週間後〕ギブスが外れました
週一診察での経過良好につき、骨折から5週間にして、ついにギブスを外すことが出来ました!ギブスが外れたといっても全治3ヶ月診断に変わりはないので、腕を強く引いたりなどは当然NG。しばらく気を使う事に変わりはないのですが、目に見える制限が無くなり息子君も嬉しそうです。
しかし子供の回復は早いですね!適切な治療のおかげもあって本人の元気と生活リズムは骨折から既に1週間にして元に戻っていました。そして骨折の原因となった椅子登りに(ギブスを付けたまま)再チャレンジして怒られたりしています。
【追記】その後の経過5週~15週後
ギブスが外れて以降は、ここまでは毎週だった経過観察(診察)が2週間に一回となりました。幸いこれ以降はこれといった出来事も事故もなく書くことに乏しいのですが、7週目、9週目、11週目と順調に経過診察を受けた時点で「次は1か月後で良いですよ~。」と言われ、15週目が最後の診察となって無事完治の日を迎えることが出来ました。
リハビリは必要なのか?
結論から言うと、今回の骨折でリハビリらしきことは一切行いませんでしたし、医師からも特にそういった指示はありませんでした。
というのも何せ相手はまだ2歳児。初期の完全固定ギブスの時ならともかく、多少動きに自由度の出る半割ギブスになれば「少しでも動かしたい」とばかりに勝手に“もぞもぞ”やってる訳です。もちろんギブスが外れた後は完全にフリーダム(笑)
この年代の子は元々字が書けるわけでもなく、箸を使えるわけでもなく、様々な動作をこれから習得していく時期。たかが一か月半ほどギブスを付けたからといって、その辺の習得に遅れが生じたりする様子はありませんでしたし、見ていて特に心配に感じることもありませんでした。
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